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 エイミー・アダムスという女優さんが演じているジゼルが二次元三次元問わず可愛いです。
 この女優さんは「ナイトミュージアム2」のアメリア・イアハートも演じていたのですね。
 なるほど、可愛いわけです。

 ディズニー製作、おとぎ話のお姫様が現実世界のニューヨークに迷い込んでしまう不思議なミュージカル映画。
 普通に面白かったです。
 現実世界の住人とおとぎ話の世界の住人の常識にあまりの隔たりがあっておかしいです。
 ラノベだと「ゼロの使い魔」、映画だと「ラストアクションヒーロー」や「ドラえもん のび太のドラビアンナイト」に似ているでしょうか。
 ジゼルだけでなくエドワード王子らのファンタジックな思考は現実だとかなり“あぶない”人に見えてしまうのが笑えます。

 しかし、ロバートがそうであったように現実にも善良な人間はいるもので、そうした人々に囲まれたときのジゼルは純粋な善として何よりもまぶしく輝きます。
 街中で歌いながら人々を惹きつけ、みんなの中心となって踊る彼女は誰よりも美しく、その光景には感動さえ覚えます。
 こういう極限の善というものは見ていると自分の心を浄化してくれるような気がしてむずがゆい心地がします。でも嫌いじゃないです。
 「ミリオンズ」という映画を見たときもそうでしたが、正しくあることが当然であるという恥ずかしくも誠実な生き方を見せ付けられていてもたってもいられない気分になるのですよね。
 これはなかなか大事なものじゃないかと僕は思います。

 またラストのオチはちょっと意外に感じました。
 でも流れからいえば自然ではありますね。
 ジゼルやエドワード、そして彼らにかかわるすべての人々が幸せであるように願わずにはいられません。
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