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 さすがジェームズ・ボンド。
 安定した面白さがあります。

 スパイアクションの王道を行く作品で普通に面白かったです。
 女たらしに見えて決めるところで決めるかっこよさはルパン三世に似ているかもしれません(あちらは泥棒だけどジャンルが似ている気がする)。
 過不足なく仕上げられた良作でした。
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 あとでネットで調べて知りましたが、不器用なヒロインが頑張って幸せになるってだけの映画ではないのですね。勘違いしてました。
 僕の鑑賞眼or人生経験が足りないのか、女性監督(&脚本)と感性が噛み合わなかったのか分かりませんがもったいないことをしました。

 一流のシェフだけど不器用で仕事ひと筋なヒロインが愛情や幸せというものを見つけていく物語です。
 上述のように僕は焦点のズレたところに軸を置いていたのでそれなりには楽しめましたが物足りなさも残りました。

 この話は「成長」ではなく「気付き」の物語と言ったほうがいいのかな。
 不器用でいろいろと上手くいかないヒロインが気持ちの大切さに気付いていく物語。
 そんな感じでしょうか。



 日本では劇場未公開らしいアメリカ・イギリス合作の恋愛もの。
 なかなか面白かったです。

 話としては僕のあまり得意ではない、三角関係的な恋愛に発展していくのですが描写がとても丁寧で、また各人の性格や言動が憎めないもので観ているのがつらいけど面白かったです。
 ハリーの性格というか思い込みもよくないけれどきっちりしないエバにも非はあります。
 誰が悪いというわけでなく、こじれてしまう感情の流れにため息を吐きたくなりますね。
 でもこういうことも現実に起こりうるから怖いです。
 オチがああなったのは恋愛ものではセオリーなのでしょうか。わかりません。

 あとまったく関係ないけどエバの妹のジェイニーが可愛かったです。
 ああいう妹がいたら溺愛してしまいそう。



 結婚式があるのだから離婚式があってもいいだろう、というテレビの企画で夫婦最後の十日間を豪華客船の上で過ごしてダンスを踊る邦画。
 企画そのものは下品なのですが映画としてのコンセプトは意外にまっすぐで面白かったです。

 主役の対象となる夫婦カップルが多いので雑然とした印象はありますが、どの夫婦もそれぞれの問題に向き合っていくのが良かったです。
 こういう機会があれば離婚しようとしていても踏みとどまることができるのかもしれませんね。
 ご都合的ではあるけどけっこういい映画でした。



 追記:本作に出演していらした森繁久弥さんが亡くなられたそうです。この方は今作ではじめて知ったのですが、妙なタイミングでの訃報に驚いています。ご冥福をお祈り申し上げます。



 こういうタイトルの洋画は意外にいい映画が多いんだよなぁ、と思ったら邦画でした。
 三十路前のOLが恋をする話。

 まったく面白くありませんでした。
 演技が微妙なのと話の盛り上がりがなく、見せ方が下手なのが原因ではないでしょうか。
 終わり方がすごくいいだけにもったいないというか、最後のこれがやりたかっただけなのかと思ってしまいます。
 話のテーマは悪くないのでもっとシェイプアップされたら感動できそうな気がしました。


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