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 思ったこと感じたことをグダグダと取り留めもなく書き連ねたいので興味のない方は飛ばしてください。不快に思われても責任はとりかねますので。

 さて。いろんな作家さん(イラストレーターさんはいちおう除外しておきます)を見て回ったのですが不思議な心地を覚えました。生の作家さんの日記などを見ると自分もその輪の中に入りたくなってくるのですね。これは不思議なようで当たり前のようで、やっぱり不思議なことだと思います。
 僕は、毎日のようにライトノベルを読み、ライトノベルに接していると「ああ、こんな小説を僕も書くことができればいいのに」とラノベ作家に憧れたりします。そういった憧憬を抱いていますといつの間にかラノベ作家さんがテレビの中のアイドルよろしく、雲の上の人のように感じられてしまうのです。そうなると「ライトノベル作家」という文筆業を「職業」ではなく、一種の「肩書き」として認識してしまうみたいです。こうなると自分もその「名誉な肩書き」が欲しくなってきます。ラノベ作家になるために手っ取り早い方法は――小説大賞の新人賞に応募することです。
 そうすると小説公募に応募するのは本来の「小説を書きたいから作家になる」という理由からではなく、「小説家という憧れの肩書きが欲しいから小説家になる」という滑稽な心境に支配されてしまうのですね。これは作家を目指す意義を履き違えています。
 そうした状態から目を覚まさせられるのが等身大の作家さんに触れるときです。僕の場合は前回の第五回LNF(ライトノベル・フェスティバル)にて渡瀬草一郎さんに直接お会いしたときです。僕はまだ渡瀬さんの著作は一度も拝見していないのですが(いずれ読むつもりですが)その作品の堅実さは耳にしていました。そんな作品を書かれる作家さんはいったいどんな方なのだろうとお会いしてみるとビックリ。とても普通の方なのです(貶す意図は含みませんのであしからず)。普通の好青年な方で、しかも外見は僕の兄に似ていました。なぜこれに驚いたかというとあまりに普通の方だったからです。自分の中では空の雲の上の作家さんが目の前で話して談笑している、言い方は悪いですがどこにでもいる普通の人間だったわけです。
 この出来事に僕は冷や水を浴びせられたようなショックを受けました。いえ、目から鱗が落ちる、という表現のほうが的確ですね。こういった生の体験を味わった途端、僕の中での「ライトノベル作家」という「肩書き」が本来の「職業」に戻っていったわけです。
 (この人――渡瀬さん――も僕と同じ人間で、単に仕事をしているに過ぎないんだ)
 よくよく考えてみれば当たり前のことなんです。ですがたまに「夢」を見ると浮き足立ってしまい、自分が進むべき道が見えなくなってしまいます。これは心の弱い僕特有のものなのか、就職という人間社会に踏み込むための通過儀礼の欠片なのか、よく分かりません。
 ……なんだかまとまっていないですね。グダグダは承知で書いたのですがこれ以上続けてもテンションが下がるだけなので終わりにします。





 でもですね、考えてしまうのですよ。「ライトノベル作家」という、僕の目には輝いて見える星を、追いかけてはいけないのかなぁ、と。
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 約束いんぽっしぶる となりのあの娘は狙撃兵 (六甲月千春/富士見ファンタジア文庫)


>今回は小ネタが当社比三パーセントの六甲月千春です。

 いや、小ネタを減らしちゃダメな気が……(汗)。
 「まほうとゆびきり」の六甲月さんの新シリーズです。女性版「フル・メタ」というか六甲月色の「めがねのこころ」というか、どこかで見た感じのミリタリー・ラブコメです。
 ヒロインが常識はずれな感覚の持ち主だったり主人公が典型的なへなちょこだったりと、あまりにテンプレ通りでありますがそれは良いとします。で、見過ごせなかったのは六甲月さんの特徴的な作風(?)である「山なし谷なしのゆるさ」が足かせになってしまっているところです。今作はラブコメながらも銃器を扱った戦闘シーンがあり、そこで緊迫感を漂わせないといけないのですがどうにも足りないのです。そもそもシリアスな戦闘や切ない描写には向かない暴走系一人称なので難しいと思います。
 結果、起伏に欠けるストーリーでちょっとグダグダな感じでした。やっぱり六甲月さんは無理に「萌え」とか狙わずに不条理コメディーで暴走するほうが似合っている気がします。できれば路線を元に戻して欲しいのですが、どうなることやら……。

 6/22(木)読了
 評価:★★☆☆☆+



 突発的にやりたくなったのでやってきました。
 優勝への道は遠いです……。

 今日の戦績

一回目:三位

二回目:三回戦敗退 ホビット組昇格

 やっぱり「芸能」と「スポーツ」が鬼門ですわ……。Jリーガーの所属チーム当て○×が二問もでて全力で空振り(泣)。
 ぼちぼち頑張っていきます……。

 あ、それとキャラの詳細をいちおう書いておきます。見かけたらお手柔らかにお願いしますね(苦笑)。

 キャラ名:リーア(シャロン)
 階級:中級魔術師10級
 組:ホビット組



 灼眼のシャナS (高橋弥七郎/電撃文庫)


 「シャナ」十四冊目で番外編。日本到来前のマー姐、夏休み後の主人公ズ、『大戦』前の『九垓天秤』、と三篇の過去話を収録です。
 マー姐の話は全体的にまとまっていますし、ユーリィ少年のキャラも悪くないです。でもどこか色が足りないのですね。バトルもそれなりに盛り上がり結末も落ちるところに落ちるのですが、やっぱりシャナや悠二、それと子分の二人などがいないとマー姐の魅力が引き立たない気がしました。
 二話目は吉田一美の誕生パーティーの話。ふむ、手堅く面白いです。今回の主役である一美が泣いたり笑ったり怒ったりした上でちょっとした成長の断片を見せるのですが、いかんせん、本編の一美はもっと成長しているのですね(汗)。初期の彼女と比べれば確実な変化が見られるのですがすでに彼女は次の段階にまで大きくなっているわけで。一話目同様、面白いけどパンチが足りない感じでした。
 で、三話目なのですが、僕はこれが一番好きです。ページ数が一番少なく、しかも敵役の話にも関わらず、僕はチェルノボーグとモレクをはじめとした『九垓天秤』の連中が嫌いになれません。彼らの話は他愛のない会話くらいなのですが、そこから彼らひとりひとりの人格がしっかりと見えるのですね。おのおのが個性的でただ単純に「悪い」わけではない、下手すれば主役の側に立っていたかもしれないメンツです。ガンダムでいうところの「ジオン軍」のような感じでしょうか。彼らには彼らなりの信じるところがあるのです。それがたまたま「人間を是とする視点」で物語を動かしたから彼らが「悪」として敵役に回っただけなのではないでしょうか。
 ……少し熱くなってしまいました(苦笑)。とりあえず言いたいことはモレク&チェルノボーグ、フリアグネ&マリアンヌの人外カップルが大好きだと言うことです(爆)。バカなことを言いつつ、とっても気になる本編の続きを待つとしましょう。

 6/21(水)読了
 評価:★★★☆☆+



 お隣の魔法使い 始まりは一つの呪文 (篠崎砂美/GA文庫)


 読んでいると紅茶が飲みたくなってきますね(笑)。ちょっと不思議でおっとりとした雰囲気が素敵です。
 最初「魔法使い」というタイトルからファンタジー世界を想像していたのですが全然違いました。それにメアリーが十七歳という設定なのでツクツクさんとラブコメするのかと思いきや、意外にその気は薄く最後まで一貫してメルヘンでした(決して甲田さんのメルヘンとは違いますよ(苦笑))。
 春、夏、秋、冬と折々の季節に起こった小さな不思議と薫り高い紅茶の匂い。「不思議の国のアリス」に似ている作風でふわふわと浮かんでいるような浮遊感を味わいながら和みました。細かいことは気にせず、気持ちを落ち着けたいときに読みたい本ですね。

 6/21(水)読了
 評価:★★★★☆-



 灼眼のシャナⅩⅡ (高橋弥七郎/電撃文庫)


 なんて凶悪な引きなんだ……(呆然)。
 「シャナ」本編十二巻目。前回で溜めていたのでバトルの嵐になるかと思いきや、意外にも大人しい回でした。これは物語を複雑に絡めるための仕掛けを組み込んだ結果なので仕方ないといえば仕方ないですね。繋ぎの巻として悠二の謎に関する話やマー姐一味の話が盛り込まれているので冗長さは感じなかったです。普通に面白いという感じですね。
 終わり方が明らかに嵐の予兆をほのめかしているので次回こそは重厚なバトルを期待できそうです。ああ、本当にどうなってしまうのだろう……。

 6/20(火)読了
 評価:★★★☆☆+


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