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 Q.積ん読が崩れません。どうしたら良いでしょうか? (東京都/積ん読師さん)

 A.ひたすら読め。


 はい、そんな感じで積ん読が崩れないインフェリーです。就寝時間を過ぎているのにちょっとしたアイディアが浮かんだので記事にしてみます(別に明日でもいいのですが)。
 思いついたのは積ん読を崩す方法。それは「(レーベル名)月間」としてその月ごとに決めたレーベルの作品だけを読み続けるのです。こうすれば積みすぎて後回しにされていた本も比較的速やかに消化できる気がします。
 まあ元ネタは某サイトさんの「○○月間」なんですけれど、その派生系(?)ということで。
 とりあえず5月はキーリを読んでしまったので「電撃月間」にしてみたいと思います。実際電撃の積み本数がダントツなので順当かも。
 あ、でもコバルトとかマリ見てくらいしかないや(汗)。

 追記:あー、15分ほど考えてみたのですが、やっぱりやめました(爆)。なんていいますか、下手にルールで縛って気分的に他のを読みたい時に強引に別の本を読む、とか。こんな状況に陥るとつらいので無理にルールを敷かないことにします(記事の存在意義が(汗))。ですのでせめて「今月は電撃を多めに読むぞー」というふうに意気込む程度にしようかと思います。そんな感じです。
 変な記事書いてすみませんでした(汗)。
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 もしかしたら記事数が増えるかもです。カテゴリーはアニメです。
 なぜに今更という疑問の声があるかもしれませんが、諸々の事情というものがありまして……。
 いちいち記事にする必要もないかもしれませんが何となく告知です。あんまり気にしないでください(苦笑)。

 追記:アニメだけでなく色々ふえるかもです。あくまで予定、です。



 キーリⅨ 死者たちは荒野に永眠る(下) (壁井ユカコ/電撃文庫)


 _| ̄|○

 始まって三十ページ目で特大のショックを食らいました。開いた口が塞がらないって本当にあるのですね。いえ、もちろんそういう展開になってもおかしくないことは重々承知していました。そういうポジションでもありましたし。でも実際にそのシーンに出くわすとショックが大きいですね……。十分ほどボケーっとしちゃいましたよ(泣)。
 で、最終巻だったわけですが無難に終わってしまった感じです。もちろん面白かったですしキーリにとって最善のエンディングだったのかもしれないけれど、でももっとビシッと締めて欲しかった気がします。贅沢な注文ではありますが。
 シリーズ通してキャラクターの魅力が丁寧に描かれていて、また世界観とのマッチが素敵でした。次回以降の作品も読んでみたいですね。

 5/7(日)読了
 評価:★★★★☆+



 Holy☆Hearts! 明日を信じる、こころです。 (神代明/スーパーダッシュ文庫)


 キーリ最終巻で受けたダメージを癒すためにホリハ3巻でHP回復です。
 このシリーズは毎回思うのですがキャラが多すぎますよね。描写しきれていないのにたくさん出すから誰が誰やら……。
 それと今回もその傾向があったのですが裏設定を出しすぎな感じ。今巻でいえば(フェリカさんの過去話)とか明らかに脈絡なくて完全に浮いてました。他にも細々とした設定の切れ端が見えるのですが無茶苦茶に伏線を張りまくっているように見えてしまってなんだかなぁ、って感じです。まあのんびり~まったり~な作風からして特別な意味はないのでしょう。作家さんの顕示欲っぽくて引っかかるけど気にしない方が良さそうです。
 と、偉そうなことを書いちゃいましたが基本のまったり感は健在でしっかり癒されました。ストーリーも時間の経過と共にいちおう進んでいるみたいです。それはそれでほんわかコメディとして進めば文句ないのですが、なにやら不穏な雰囲気を残して終わっているのがちょっとだけ不安かも。この作品にシリアスはいらないのでまったり路線で行ってほしいです。
 あ、余談ですが、作中の文章ではしっかりと「ない」と書かれているのに対して、イラストだとキュノにしっかりとした胸のふくらみが(以下自主規制)

 5/7(日)読了
 評価:★★★☆☆+



 キーリⅦ 幽谷の風は吠きながら (壁井ユカコ/電撃文庫)


 『本当に永遠に終わらないものなんかなかった――。』
 ああ、まずいなぁ。これ絶対切ない終わり方になりますよ。ハッピーエンドは難しそうな展開です。
 キーリを取り巻く大切なもの、その一つ一つが少しずつゆっくりと失われていきます。ラジオに憑依した兵長も、不死人であるハーヴェイも、そして何より三人で続けてきたこの旅そのものが終わる気配を見せています。
 しかもその盛り上げ方が上手いんですよね。「9号車の旅行好きな人々」も「危ない令嬢と親切なけだもの」も、どちらもキーリの心情をまんま反映した現象なわけです。ハーヴェイにしても「オモチャの兵隊は泣きながら」で同じ表現をしています。なんだかクライマックスに向けて彼らの思いを再確認しているようにも見えますね。
 そして次巻、全ての問題は首都に収束し、いよいよそこに乗り込みます。そこで彼らを待っているものは一体何なのでしょうか。

 5/6(土)読了
 評価:★★★★☆



 キーリⅧ 死者たちは荒野に永眠る(上) (壁井ユカコ/電撃文庫)


 あぁ、ヨアヒム……。終焉間近、八巻です。
 今回はやけに男連中が輝いてますね。もちろんハーヴェイも良かったのですが、 めちゃくちゃ男前になったユリウス少年。初登場のときとは見違えるほど良くなったわぁ。うん、すごく格好よかった(笑)。それにシグリ卿も何だかんだでよかったし、超脇役のヨシウ神官とかもう大好き(笑)。こういう設定の脇役って好きだなぁ。そしてそして、ヨアヒムがいい味だしてました。ハーヴェイと似ているヨアヒム。ともすればハーヴェイとヨアヒムの立ち位置が逆だったかもしれない。そんな彼が胸中に抱いていたものは薄々分かってはいたけれどやるせないものでした。あとちょっと、ほんの少しでも何かが足りていれば、彼もまたハーヴェイと同じ方向の道を辿れたのでしょうね……。
 で、ヒロイン側はと言いますとベアトリクスがよかったですね。彼女らしからぬ弱気な一面を見せたり、やっぱり男勝りで格好よかったり、素敵でした。あ、もちろんキーリも良かったですよ(汗)。主役なりに気合いれて頑張ってます。
 さて、残すところあと一冊、どのような締めくくりを見せてくれるのでしょうか。来るべき衝撃に備え、しっかり身構えて読むとしましょう(苦笑)。

 5/6(土)読了
 評価:★★★★★-



 キーリⅥ はじまりの白日の庭(下) (壁井ユカコ/電撃文庫)


 ハーヴェイィィィッ!!
 失礼、取り乱しました(いつものことですが)。今回は下巻ということでアクションシーンがいっぱいいっぱい、もう満腹です(笑)。濃厚な描写に熱くなりつつ、やっぱり悲壮なこのお話。いいですねぇ。まさに青灰色の世界にぴったりな退廃的な雰囲気です。
 話自体が救いのない部分があって、それに対して何もできない無力なハーヴェイがひどく矮小に見えてしまうのですね。死なないというだけで特別な力も何も持たないハーヴェイがひたすらに戦って逃げて戦って……その繰り返しです。
 キーリも伊達に主人公ではなくて(苦笑)ゆっくりですが成長しています。特にその精神的な強さなどは大人になっていく彼女を表しているのでしょうね。
 それに兵長も最後のほうのハーヴェイとの掛け合いで、しっかりと存在感を持った発言をするのです。単に見ているだけではない、兵長にも兵長なりの思いがあることを知らしめる、胸の詰まる会話でした。
 あーでもやっぱり自分はハーヴェイが好きなんだなぁ(苦笑)。
 『道なんて見えたこともない』
 こんなセリフを吐かれた日には、ビールに最初の一口をつけたような「くぅぅぅ」みたいな感覚で呻いてしまうのですよ(←ほんとおバカ)。しかもどう考えても危うくなりそうな終わり方もしていますし、この先の展開から目が離せません。早く次が読みたい……。
 あ、そういえばイラストの雰囲気が変わった感じ……。前の方が個人的に好きです(苦笑)。

 5/5(金)読了
 評価:★★★★★-


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