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 読みました。本屋で見かけて思わず買ってしまいました。翠川しんさんといいますと甲田学人さんのMissing、のイラストレーターさんですね。
 この方のイラストはたぶん人によって好みが分かれるとは思いますが僕は……うーん、まあまあでしょうか。下手だとは思いませんが取り立てて上手いとも思えません。ただ髪の毛はすごい!(笑) それと髪の毛も含め全体的に繊細なイラストなんですよね。そこがこの方の持ち味な気がします。
 で、中身のほうですが、ものすごく普通な感じ……。悪くはないですが目新しい設定は特にないですし、しかも学園ファンタジーものの王道っぽい展開もしてますし。まあ普通に面白いので次も読むと思いますがこの先どうなることやら。期待はんぶん不安はんぶんということで。

 追記:次はいつごろ発刊されるのかしら? アシスタントさんも手伝うことになったようですし(苦笑)半年くらいかな。
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 今日は東京都内にてライトノベル・フェスティバルなる催し物がありました。僕は初参加でしたが友人などは連れず、たった一人で行ってまいりました。
 結論から言えば――
 楽しかったです!
 はい、一人で寂しくぶらぶらしていましたが楽しいものは楽しかったですよ。
 ではどんな内容だったかについて順々に書いていきましょう。
 あ、ちなみに毎回テーマというものがあるらしいのですが今年は「メガネ」でした。僕も普段はあまりかけないメガネをちゃんとかけましたよ(笑)。
 まず会場にたどり着き、オープニングが始まるまでしばし待ちました。
 予定時刻になりオープニングが始まります。開会の言葉とメガネについての説明(読子・リードマンのコスプレをしたスタッフの方が説明(笑))が済むとさっそく一つ目の企画が始まりました。
 その企画は、クイズ! ライトノベル読者だいたい100人に聞きました、です。事前にアンケートで得た回答を用いてクイズ形式にしていましたね。司会の方の語り口調が軽快で何度も笑ってしまいました。またアシスタントの方は長門有希のコスプレをしていました(このお二人のおかげでコスプレも悪くないかも、とか思っちゃいました(爆))。
 クイズが終わると休憩時間です。僕は会場内をうろちょろし、ラノベカルタというのをやってみました。その結果が堂々の優勝(苦笑)。読書数は少ないですが感想サイトなどはちょこっと回っているのでタイトル名などには強かったのかもしれませんね。
 その後ゲストの作家さん(高殿円さんと桜坂洋さんでした)への寄せ書きのコーナーで調子に乗り、高殿円さんのところで書いてきちゃいました。冗談っぽく微妙に下ネタ(高殿さんの銃姫一巻のあとがきにあったネタなのですが)をペンで書き込んでしまってから猛烈に後悔(←どしがたき阿呆)。後悔、先にたたずとはよく言ったものだと頭を抱えながら席に戻り、次の企画の開始を待ちました。
 二つ目の企画は今年のラノベ業界(?)の移り変わりについての予想だったようですが結局は新規立ち上げレーベルの紹介といった内容でした。
 次の休憩時間はラノベのキャラのセリフをアフレコできるというブースに移動。候補はいくつかあるのですがしっくり来るものがあまりなく、消去法で銀盤カレイドスコープのピートのセリフに決定。数分で録音終了。まあ簡易式の録音ではありましたが面白かったです。
 アフレコが終わるとホールを出てお茶会に向かいました。このお茶会は作家さんを囲んでお話するというものでして、一度目の休憩の際は知らない作家さんでしたのでスルー。そして二回目の今回はなんと、渡瀬草一郎さんでした!(そのアナウンスが流れたとき会場内で「おおっ」というざわめきが起こりました(笑))。渡瀬さんの作品はまだ読んだことがないのですが前からチェックはしていたのでお話を聞いてみようとお茶会に出席。周りの方の質問に一つ一つご丁寧に答えていらっしゃいました。そして休憩時間終了間際、お茶会はお開きなのですがその時、な、なんとっ――
 サインをいただいちゃいました!!
 もちろん他の方もいただいていましたがまさかサインをもらえるだなんて……。来て良かったとしみじみ思いましたよ。
 そして最後の企画はゲストの高殿円さん(寄せ書きごめんなさい!)と桜坂洋さんのトークショーです。内容は「メガネ」について(笑)。お二人のメガネに対するあつ~い思いの丈をぶつけておられました(最初のクイズ同様、笑いが絶えませんでした)。そして最後は高殿さんの直筆サイン入り宣伝ポスター(?)をかけてじゃんけん大会。一発目で退場しました(悲)。そしてエンディングを向かえ、つつがなく第五回LNFは幕を閉じたのでした。
 以上、おしまいです(苦笑)。

 追記:渡瀬さんにサインをいただく時うっかり嘘を言ってしまいました。「あ、あの先生の本はまだ積ん読なので、帰ったら読みます」
 まだ買ってませんから(爆)
 嘘を言うな、自分(呆れ)。ちょっと気持ちが浮いていたからといって嘘はよくないですよね(汗)。しかもいまだに積ん読が激しいので購入も当分さきかも……(嘘二連発)。
 まあいつかは必ず読む予定なので(予定は未定という言葉もありますが(汗))そのときまで勘弁してくださいね、渡瀬さん。
 なんだか今回は(初参加なのに)作家さん方に失礼なことしまくりだなぁ……。まあそんな感じでした(本当にごめんなさいでした!)。



 BLACK LAGOON読みました。いえ、三巻までは前に読んだことがあるのですが最近のBAD×BUDDYの調子に流されまして、あのスラングをもう一度味わいたいなぁと思いその日のうちに購入、そして読み終えました(現時点では五巻までですね)。
 それでまあ面白かったわけです。ネタバレしない程度に良かったところなどを挙げてみましょう。
 二巻の途中でロックがレヴィに啖呵を切るシーン。あれはスカッとしましたねぇ。普段は何もできないはずのロックが自分の意志を貫こうとしたわけでそれだけで「ああ、キャラがちゃんと成長してる。いいなぁ」とか感慨にふけってしまいました。
 次は三巻の途中、双子の回の最後でロックとベニーの会話シーン。
『……誰かが、ほんの少し優しければあの子たちは――、学校に通い、友達を作って、幸せに暮らしていただろう。でも、そうはならなかった。ならなかったんだよ、ロック。だから――――この話はここでお終いなんだ
 泣きそうでしたよ、ええ。いつもは裏方のベニーがまともなセリフを口にしていて驚いたけど、何よりそのセリフが果てしなく無慈悲で、しかし現実であるところ、そこが泣きそうに良かったです。
 最後は五巻のロックと雪緒の会話シーン。
『貴方は、捨てたはずの日常を失いたくない、ただそれだけ。私を見殺しにしてしまえば、貴方は――日本に残した思い出の最後の欠片まで、失ってしまうから。――選ぶということは、何かを捨て何かを残す、そういうこと。貴方は何も背負おうとしない、自分で捨てたはずのものにさえ――まだ憧れの一欠片を抱いている。そんなことでいったい誰を守れるんですか。そんなことで誰を助けるなんていうんですか! 答えて!』
 これはその時のロックを的確に突いた言葉なんですよね。本質を暴くと言いますか、素のままの姿(心情)を晒す(もしくは晒される)ということがどれだけつらく、勇気のいることか。ロックの心の着ぐるみをズバッと剥ぎ落とした鋭い言葉でなんだか衝撃的でした。
 まあ双子にしても雪緒にしてもああいった結末になったのは物語上しかたのないことなのでしょう。そもそもその身が置かれた環境が大きな要因であり、自分の力量ではどうにも解決の糸口が見つからず、迷いに迷って、どうしようもできない……。空しいですね。仕方がないとはいえ、やはり悲しいものですね……。



 面白かったです。何の話かといいますと映画ですね。「S.W.A.T」のことです(笑)。つい先ほど見終わったのですがこれがなかなか。
 昨日、一昨日とBAD×BUDDYを読んでいたために何となく見てみようかという気分になり、しっかり二時間見てしまいました(苦笑)。
 作中の節々で黒人警官が吐き出すスラング。ちょっとした悪口の応酬ですぐ喧嘩腰になったりとか。
 けっして行儀のいいものではないのですが、どこか擦れていて思わず失笑してしまう愉快さがありますね。あれはなぜなのでしょうね。
 普段の僕らの生活では絶対に使ってはいけない、使うことはできてももし使ってしまったら品性を疑われそうで使えない。そんな無意識の抑圧を抱えた僕らの代わりに彼らが口走ってくれる。それがさも僕らの身代わりとなって鬱憤を発散してくれているように感じてしまうのでしょうか。
 ……なんか変な方向に話がずれましたね(汗)。
 とりあえず映画が面白かったという話です(苦笑)。でもそのおかげでBAD×BUDDYの続きが読みたくなってきました(苦笑)。ああ、ちゃんと続きが出てくれるかしら。頑張って欲しいです、吉田茄矢さん&富士ミス!



BAD×BUDDY 12月の銃と少女 (吉田茄矢/富士見ミステリー文庫)


 もしかしたら外すかなぁ、と懸念を覚えつつ読んでみました。海外刑事ものです。
 エリート刑事のホンダ(女難の気アリ)はその直情径行の性格のせいで地方へ左遷されてしまい、やっぱりその一直線な性格のせいで危険な事件にわざわざ自分から首を突っ込んでいく話です。
 うん、意外なほどに面白いですね(笑)。ちょっと驚きました。富士ミスの最終選考作品ということで危ないかな、と思ってましたけど普通に面白いです。
 一人称で自嘲気味な文章(ハードボイルドなのかな?)は語彙が豊富でキャラとの掛け合いもテンポがよく、描写も結構しっかりしてます。基本的に文章力があると思いました。
 キャラクターも立っていて自然な会話を読めるのはいいですね。ちゃんとアメリカ臭さ(誉め言葉)が滲んだ言葉づかいでハードボイルド好きな人は充分楽しめるかと思います。
 また当然ながら事件を追っていくわけですがストーリーはちょっとひっかかるところが。物語の筋道がぶれていくというか、あれ何を目指してたんだっけ、みたいな風になりがちです。僕はちょくちょく前ページを読み返しながら進んだので平気でしたが本筋についての説明(整理)をもっと分かりやすくすれば良かった気もします。
 それでも文章がしっかりしてるので全体的に楽しめました。最後のあたりは少し幻想気味の終わらせ方ですがそれはそれで個人的には満足。そこにたどり着くまでが波乱続きでホンダの必死さが涙ものだったので最後くらいオッケーですよ。許せちゃいます(笑)。
 ホンダだけでなくウォルターやヴィスコも味があったし最後は感動できて楽しかったです。満足満足。

 追記:個人的にイラストも良かったです(笑)。

 4/19(水)読了
 評価:★★★★★-



BAD×BUDDY2 サウス・ギャング・コネクション (吉田茄矢/富士見ミステリー文庫)


>ホンダさんなんかね、左遷されて当然なんだよ!
 その通りだと思う(笑)
 刑事もの二巻です。なんだか前巻とあまり変わってないなぁ(苦笑)。それが実力の証明として良いと捉えるか、進歩のなさとして悪いと捉えるかは置いておきまして。
 とりあえず言えることは面白かったということ。相変わらず文章はきっちりしているし、キャラも(ヴィスコは例外。ご都合キャラっぽかったのがちょっと……)それなりに立っていて会話が面白いし、物語もいちおう綺麗にまとまっています。
 それでもやっぱり見えにくくなる話の本筋とかは仕方ないのかしら。進展の解説(整理)を頑張ればもっと分かりやすくなると思うのですが。今のままですと話が複雑に転がってあっちこっちに場面が飛んでごちゃごちゃしたあげく、把握しきれないうちに解決してしまう、そんな感じなんですよね。もう少しさっぱり明快にできれば取っつきやすくなると思うのですが。
 まあそれでもキャラ(特に今回もホンダ)が素晴らしかったので満足です。見ていて呆れるほど一途で熱いホンダは同じ男としてちょっとまぶしかったり(苦笑)。死ぬ思いで駆け抜ける姿は格好よかったですね。あとヴィスコですが最後のアレは反則な気がしました。意外に可愛いらしい側面が見えたので許しますけど(爆)。
 次が出たら買うつもりですが、ちゃんと出るのでしょうか?(けっこう不安) 万人受けはしなそうなのでそこが心配です。

 4/20(木)読了
 評価:★★★★☆


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