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 おぉ、意外におもしろかったー!
 「もののけ姫以降、ジブリは変わってしまった……」と偏見をもって食わず嫌いするのは良くないということが分かりました。

 展開がところどころ不自然(or唐突)に感じたりもしますが、全体としてこれは乙女な恋の物語なのですね。
 とくにヒロインのソフィーが何度も口にする「わたしはべつに可愛くもないし」という言葉と老化の呪いがひときわ乙女チックな気分にしてくれます。

 倍賞千恵子さんやキムタクの声も慣れてしまえばけっこういけるし、あいかわらず映像の美しさは素晴らしいですし。
 中盤以降のソフィーとハウルの心情模様がとても良かったです。

 「トトロ」や「ラピュタ」など往年の作品とはすこし毛色が違うように感じられますがしっかり楽しめました。
 往年の作品とは違うということを念頭に置き直して、他の作品にも機会があれば触れてみたいと思います。
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 うーん、ちょっと奇麗ごとを言いすぎな気もしますが……。
 エリクソンの主張は正しいけど戦場で正気を保つのはそうとう困難なことでしょう。
 あの四人が許されるわけではないけど、エリクソンも頭が固すぎるのではないかなぁ。
 それであの展開はちょっと安直に感じました。
 むしろ悩んで悩んで悩み抜いてトラウマになっているくらいの終わり方でも良かったと思います。
 もちろん、過去の夢にうなされているわけですから彼の中で完全に記憶を浄化できたわけではないのもミソではあると思います。

 もうちょっと一人で懊悩する描写が欲しかった感じです。



 スーパー・ヴァンダミング・アクション!というわけではないのかな。
 連続殺人犯のレプリカ(クローン)をつくって犯人を追いかけつつ、クローン本人について描いた作品。

 アクションシーンはそれほど多くはなく、むしろクローン人間にスポットを当てて複製元との関係性、自意識などのほうが濃く描かれているように窺えました。
 また犯人の人間像もいいですね。ああいうトラウマは人間性が歪むということなのですね。

 しっとり丁寧に描かれていて面白かったと思います。



 たなばたーはプレデター!
 ということでシュワちゃん主演の銃弾飛び交うアクション映画。

 おもしろいですね。
 見えない、得体の知れない敵への恐怖で恐慌状態に陥ってしまう部隊員がリアルです。
 次々とあっさり殺されてしまうシーンはショッキングですが、その分シュワルツェネッガーの反撃が見応えあります。

 でもあのような文明の発展していそうな異人がサーモグラフィに頼りきりというのは科学の方面から見るとどうなのでしょう。
 そういう文明というか人類の進化の仕方というのはありえるものなのでしょうか。血液の色も含めてなかなか興味深いです。



 宮崎あおいの方言が可愛かった!

 いろいろ悩みとか抱えて生きる人たちの話。
 邦画はけっこう変な方向性の映画が多いように思えて苦手意識があるのですがこれは面白かったです。
 アイドルを追いかける話もよかったけど、なによりも主人公の母親への想いが紡いでいく展開が泣けます。
 行き詰まって苦しいときに見るとさらに楽しめるのかも。


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