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 うわぁ、面白いのだけれど切ない……。
 床屋の男性の哀愁ただよいまくりな半生の映画。

 とにかく無口でタバコを吸う主人公に味があります。
 この独特の空気はじつに面白いですね。
 白黒映画なのもひと役買っています。
 どことなく「フローズンタイム」に似ているところがあるかも。

 まわりのキャラクターもひと癖もふた癖もある人物ぞろいで、さらに思いもよらない展開を見せるストーリーとそれに対してあまりに無感動な主人公がとても素敵。
 どこか冷めてしまっている独白が妙に胸に残ります。
 あらゆる場面で垣間見える独特の哲学もいい感じでした。

 ここまであきらめているかは分からないけど、こういう人ってかならず実在すると思います。
 そういう意味では非常にリアルな人物像ですよね。
 いい映画というか、面白いけどせつない映画でした。
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 ジェット・リーのアクション映画。
 なかなか面白かったです。

 ジェット・リーというと僕の中では「ダニー・ザ・ドッグ」のイメージしかないのですが、こういう無口で怜悧な役柄も似合っていますね。
 話の内容はいくつもの勢力がブラックダイヤをめぐってバトルやカーチェイスをくり広げる話でした。
 アクションシーンはかっこいいですし、端々のセリフが小気味よくて楽しかったです。

 ジェット・リーのアクションはジャッキー・チェンやブルース・リーとも違ったかっこよさがありますね。



 正統派というか、逆転勝利系のサクセスストーリーなのかなと思ったらぜんぜん違いました。

 中盤以降の展開は見ていて胸が苦しくなりました。
 人の弱さや自己愛というものをグリグリ描いた作品です。
 ストーリーそのものはけっこう質素なもので、さくさくと進んであのオチにたどりつきます。
 うーん、あまり気持ちのいい終わり方ではなかったですね。
 仕方ないのだろうけれど……。



 気づいたらこのブログも3万ヒットを超えていました。
 いらっしゃるかどうかもわからないリピーターの方、また検索で引っ掛かってしまった方、たいした記事は書けませんが今後ともよろしくお願いします。



 これは面白い竜巻映画でした。
 前に観た「トルネード」とは違い、あくまで竜巻発生の原理を追究しようとするスタンスが目新しく感じました。
 そのため、竜巻被害の甚大さが地球滅亡とか恐ろしさを実感できないサイズではなく、家屋が吹っ飛ぶなど身近な恐怖で表されていてよかったと思います。

 また話自体も主人公の離婚問題を上手い具合に竜巻と絡めて解決していくのがよかったですね。
 話の軸がぶれず、ひたすら竜巻を追いかける単純明快にして面白い映画でした。


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