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 カノン (文:かんのゆうこ 絵:北見葉胡/講談社)


 インフルエンザの予防接種を打ちにいき、待ち時間に読んだ絵本。
 絵柄がわりと漫画的で可愛らしい本でした。
 絵本としては文章がちょっと硬くて小学校低学年向けな感じかな。
 夢があっていいお話です。
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 ぶよぶよカルテット (みかづき紅月/一迅社文庫)


 僕が巻き込まれ型ラブコメが苦手なのか、文体が内容にそぐわないのか、楽しめなかったのが悔やまれる……。

 音楽をテーマにしたハッピーラブコメ。
 上に書いたように僕は終盤までほとんど楽しめなくて、最後が普通にいい終わり方なものだから満足に楽しめなかった自分に嫌気が差しました。
 文体が俯瞰的で、ある意味で説明的なのが原因なのか、流されまくりな主人公に共感できなかったのか、あるいは両方かも。
 ともかく内容としては王道のボーイミーツガールでした。

 これはできればネットかなにかで作中の楽曲を聴きながら読みすすめていくと楽しいかもしれませんね。
 あとから聴いてもいいけど、その時々のトリルたちの気持ちがより鮮明に伝わってくることでしょう。

 ただ内容とはべつに(ちょっとは関係あるけど)一つだけ、それはどうかなーと思ったのは(トリルの親友で男嫌いで女の子好きっぽい真里亞が琢巳に興味を抱いていく)展開は百合好きとしてね、うん、そうする必要はなかったんじゃないかな、とかね……。



 ここのところ、わが家の風呂場にちっこいナメクジが大量発生しています。
 一センチに満たない米粒より小さい子どもなのに、しっかり一人前に触覚をにょきっと突き出しているのが可愛らしい。
 それにしてもなぜ大量に、しかも一斉に現れたのでしょう。
 繁殖期なのかしら。
 一年は組の喜三太を連れてこないといけません。


 あんまり関係ないけどNHKで放送されている「主水之助 七番勝負」という時代劇がおもしろいです。
 食事時に親がつけるものだから見たくなくても見てしまうのですが、意外にのめりこんでしまうテーマの深さと役者さんの渋さが素敵。
 前に見た「大忠臣蔵」もおもしろかったし、食わず嫌いはいかんよなぁ。



 GOTH 夜の章&僕の章 (乙一/角川文庫)


 いつか読みたいと思っていたところ、弟が買ってきたので借りて読みました。
 たしか漫画化もされていて、乙一さんの著作のなかではわりとオタク向け(?)な作品。

 あとがきにもありますが、本格ミステリ(なんらかの驚きをおぼえるミステリーのことらしい)を目指して書かれた作品らしく、素直にストンと落ちる短編と一捻りある短編とがあって面白かったです。
 素直なほうは『さみしさの周波数』で読んだ短編にもあった、どこか物寂しい雰囲気がいいですね。
 捻りのあるほうは巧妙に仕掛けが施されていて、種明かしをされたときは「やられた!」と声を挙げてしまいました。
 推理ものではないので展開を読むことは難しく、都合がいいと言われればそれまでなのだけど、僕にはまさに乙一さんの狙ったとおり驚きの連続でとても楽しい作品でした。

 文体はかなり平易であるにもかかわらず、まったくラノベっぽくないのが不思議ですね。
 他の作品も読んでみたいです。



 卒論が終わりません。
 出来栄えを無視すればおそらく楽に終わるのですが、なんかそれは違う気がします。
 ならもっと早く取り組んでおけという話ですが、まあ過ぎたことを言っても仕方ないですし。

 うーん、五十パーセントくらいは終わったのですが、もう適当でもいいから終わらせようかなぁ。
 それであとで自分の満足がいくまで書き込んで書き込んで。
 それもアリといえばアリかなぁ。


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