ラノベやアニメ、映画、TCGなど。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 青の聖騎士伝説 (深沢美潮/メディアワークス) 同著者の『フォーチュンクエスト』のキャラクター、クレイ・S・アンダーソンの曽祖父であり、『デュアン・サーク』でデュアンが共に戦い、旅をしたクレイ・ジュダ・アンダーソンの物語です。 まあ、予備知識なしで読んでもあまり面白くはない作品ではあります(汗)。ファンの人でないと各章の位置づけも理解できませんし、描写の少ないキャラクターに感情移入するのも難しいと思います。 中身のほうは章ごとに見ていきます。 「サラスの章」はクレイ・ジュダが伝説のシドの剣を手にする話です。またフォーチュン世界で現れたサラスの起源も明かされます。 内容としてはご都合なのは仕方ないとしまして、あっさりすぎて心にくるものがありませんでした。もうちょっと本人の活躍を描いて欲しかったところ。 「ランドの章」はあのトラップのご先祖さまであるランドがクレイ・ジュダと出会う話です。こちらもあっさりしすぎていて微妙な味わいしか得られず。もう少しランドとの掛け合いを見せて欲しかったです。 「ミルダの章」は深手を負い、ランドともはぐれたクレイ・ジュダが貧乏な村娘・ミルダに介抱される話です。個人的には一番おもしろかった章です。 動くこともできないクレイ・ジュダと、清貧に喘ぎながらも食べ物や薬のために身体を酷使して働くミルダ。二人の距離が徐々に近づいていく様子は心が温まりました。いい話でした。 全体的にはまずまずな印象ですが、ファンでないと楽しめない+値段が高いのが惜しいですね。二巻も早いうちに読もうと思います。 8/10(木)読了 評価:★★★☆☆+ PR ここ最近、緊迫感のなさからか、恐ろしいほど寝てしまいます。 平均すると約八時間、今日は十時間ちかく寝てしまいました。 たぶん決まったサイクルで寝起きしないことが原因だと思いますが、いくらなんでも寝すぎのような気もします。 無駄とまでは思いませんが少し時間が勿体無い気もするので、これからは六時間睡眠を目指したいと思います。 東京の真ん中あたりに住んでいるのですが、なんだか夕暮れが赤すぎてすごいことになっております。 窓ガラス越しに外を見ますと、赤いフィルターを通したような景色が広がっています。 これは寝過ごした恐怖の大王がやってきたということでしょうか、なんておバカなことを考えてしまうくらい赤かったです。 赤いなぁ……。 痴漢男 (板野住人/双葉社) これ何てエr(以下略) まさにギャルゲーのような展開に息を呑みます。でも電車男ほど感動はなかったような。ルートが複数あるのが原因かもしれません。 それでも書き込みの臨場感はノンフィクションならではのものです。なかなかに面白かったです。 8/8(火)読了 評価:★★★★☆- コスチューム! (将吉/産業編集センター) >『仮面ライダーになりたかった戦闘員』 この物語を見事に体現している言葉です。ああ、無常。 面白かったです。この虚脱感、やるせなさ、まさに青春ものです。 タイトルや表紙イラストから間違っても萌え系と勘違いしてはいけません。紛うことなき青春ものです。 しかも時事ネタ(マリみてやハガレン)、コスプレやカメコ(カメラ小僧)などを見ても判るとおり、ちょうど〝今〟を生きる若者を等身大に描いた作品です。 ティーンエイジャーが往々にして感じる心の奥のわだかまり。数え切れない正と負の感情がごった煮になった混沌。 その中でも特に「自己表現」という言葉に収斂する、うねり狂った感情の飛沫、暴走する行為。 混乱し沸騰する若者に突き付けられる現実の無情さ、冷酷さ。 思春期という吊り橋の上で揺れ動く彼ら。 身につまされます。僕はもちろん、誰もが例外なく通過してきた不安定な時期を彼らは死にもの狂いで生き急ぎます。 その姿が見ていて切ないのですね。まるで過去の自分を見ているようでやるせないです。 内容としては序盤の冗長なまでに饒舌な文体が少し気になりました。あとラノベっぽいエンターテインメント性が微妙に希薄な感じで、滝本竜彦さんの「ネガティブハッピーチェーンソーエッジ」にとても似ていると思いました。 それと最後に、帯の推薦文は的外れな気がしました(どうでもいいことですが)。(心霊写真スキルは聖香が欲して初めて得られた自己表現方法だったはずです)。 今を生きる僕が〝今〟を描いたこの作品を読めて良かったです。 8/8(火)読了 評価:★★★★☆+ |
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