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 ゼロの使い魔2 <風のアルビオン> (ヤマグチノボル/MF文庫J)


 使い魔コメディー第二巻。なんていうか「シャナ」を崩してファンタジーにしたような印象……。
 う~ん、ストーリーはありがちな王女さまの頼みを聞くという話なのですが、そこにシリアスな戦争と陰謀の政治ネタが絡んできます。それがうまくないというか、都合が良い展開や抜けてるキャラ描写で緊迫感を感じられないのですね。
 気になった点を細かく挙げると、

・運に頼った展開(空賊の場面)
・都合よく顕現する主人公の能力
・丸分かりな(裏切り者
・王女の頼みより自分の貴族としてのプライドを優先する浅はかさ(普通の貴族なら王女からの信頼に背かないためにも依頼の完遂を優先させるはず)
・前半部の英文を和訳したような文章
・一巻の時点から主人公に「デレ」を見せるツンデレヒロイン(感情移入ができてない「ツン」が「デレ」を見せても単にキャラがブレているようにしか見えない)
・主人公があまりに考えなしの猪突猛進野郎(ふつうの高校生ならもう少し頭を使うと思う)
・不満点がたくさんあるにも関わらずファンタジーな世界観といじめられる主人公の図が好きで読み続ける自分

 という感じで気になる箇所がいっぱいあるのですが読み続けそうです(苦笑)。
 普通のラブコメをしてくれれば細かいところは気にしないのですがシリアスな話だとどうしても細かいところを突付いてしまいます。もっと主人と使い魔のラブコメを見せて欲しいですね。

 そういえば、最初のこの辺りは笑いました(笑)。

>ルイズは鞄の中から、鞭を取り出すとそれで才人を叩き始めた。
「いだいっ! やめっ! やめてっ! やーめーてッ!」
「いたい? 『わん』でしょ! 『わん』でしょーがッ! 犬は『わん』でしょうッ」

 マゾっ気のある人にオススメです(笑)。


 7/3(月)読了
 評価:★★☆☆☆
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 「BLOOD ALONE3」

 純愛風味の吸血鬼もの第三巻。一、二巻を勢いで売り飛ばしたおかげでマリアが誰だか思い出せない事態に(涙)。
 それでもクロエとミサキの初々しい関係が眼目なのでさらっと楽しめました。
 プールで再会した女性がクロエを挟んでミサキとの三角関係にしないところがもどかしくもあり、「ああ、やっぱり純愛ものなんだな」と再確認した気分。まあサイノメが恋敵のポジションなのでそれで充分なのかな?
 それに絵柄が元々「萌え」系ではないので下手にヒロイン増やしてラブコメするより純愛のほうが向いているのかもしれないですね。
 とりあえずヒグレは女性ファン獲得のためのキャラだと確信。

 いや、冗談ですけど(苦笑)。





 「絶対×浪漫」

 百合本です。別に百合ものに目がないわけではなくて、前に店頭で見たときは迷ったすえに買わなかったのです。でも今回はその場の勢いで買ってしまいました(汗)。
 形式は短編集なのですが、話によって絵が変わりすぎなのがいただけないですね。しかもあんまり上手いと感じられないのがつらいです。
 内容的には悪くはないのですが短編という形式ゆえか、どうしても描写が荒く、結論を求めようと事を性急に運びすぎている気がしました。
 百合の場合(もしかしたらBLの場合も?)相思相愛になれないときの身を切るような切なさが映えるシチュエーションだと思います。ですから結果オーライな話だけでなく振られる話があってもいいと思うのです。
 さらに言えば、そもそも相手に思いを伝えなくてもそれはそれでアリな気がします。伝えたくても伝えられない、相手の返事云々の前段階である一人思い悩む話でも充分楽しめると思うのですよ。

 ……熱が入りすぎました(苦笑)。結論としては悪くはないけど九百円は高いかな、という感じです。



 昨日の夕方から今日の昼まで「ゼロの使い魔」の思いつきエロパロ小説をなぜか夢中で書き続け、脱稿したので「ラムネ」で一息ついてようやく気が付きました。
 「今日ってバイトの説明会じゃんっ!」
 ちなみに説明会に出席しないと自動的に辞退扱いになりますorz
 アホすぎだ、自分……。年に一回のアルバイトなのに……。
 ノリノリでエロ小説書いてた昨日の自分を殴り飛ばしたいです(泣)。



 何を血迷ったんだ、僕は……orz

 「プリンセス・プリンセス」第一話。Gyaoにて視聴。
 とりあえず男子校経験者の僕からするとあんな高校は「ありえねーっ!」。「姫」の制度はもちろん、中身は男と知りつつ色めき立つ男子たちがまずありえん(笑)。文化祭のときに「除草コンテスト」(誤字にあらず。参加者はきっちり「除草」して参加)なるものがありましたが、あくまでネタとしての催し。
 現実にはありえないのだけどフィクションとして見る分には面白いのかな、女性にとっては? よく分かりません。



 涼宮ハルヒも十三話目。今回は古泉の活躍する回で次回が最終回のようですね。「笹の葉」も「エンドレス」もないとは……。もしかして第二期をやるつもりなのでしょうか? 

 時系列表は こちら



 七海のような幼馴染みが欲しい!

 十一話では今度こそ距離が近づいた健次と七海の甘々なラブラブっぷりがたまらないです。見ていて頬がゆるむゆるむ(笑)。この話のために今までがあったと言っても過言ではないかも。
 そして最終話ではやや無理やり感のある演出で健次がピンチに。どうせなら二話に分けてじっくりやって欲しかったものの、思い入れがあるだけあって七海の献身ぶりが可哀相すぎます(泣)。最終的には安堵のため息をつけるハッピーエンドに落ち着きました。
 あ、一つ気になったのは健次の親父さんと七海のお袋さん。なんかいい感じの雰囲気なのですが、あなたたちが万が一結婚なんてしたりしたら健次と七海が兄弟関係になってしまうのですよ。それはそれでいいという人もいるかもしれませんが僕は健全な恋人関係であってほしいです。まあ親同士の関係は言及されていないので仲が良い程度に捉えておきましょう(苦笑)。
 何はともあれ、おっとりとした幼馴染みが可愛い素敵なアニメでした。面白かったです!



 ゼロの使い魔 (ヤマグチノボル/MF文庫J)


 う~ん、「銃姫」の後に読むと薄っぺらく感じてしまいますね(困)。
 設定は簡単で主人公の高校生がファンタジーな異世界に召喚されてしまうというもの。
 内容はラブコメなのですが描写が弱い気がします。「銃姫」の後だからかもしれませんが、今どきの高校生が異世界に召喚されたりしたらこんなテンプレートな反応・思考はしないと思うのですね。もっと慎重に周囲をうかがいながら状況を把握していこうとするはずです。
 そんなわけであまりリアルな緊迫感や展開は求めず、気軽にラブコメを楽しんだほうが良さそうです。
 とりあえず二巻以降に期待です。

 追記:なんだかルイズがシャナに見えてしまう……。絵は似てないのですが性格が似てるのかしら?

 7/1(土)読了
 評価:★★☆☆☆+


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