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 弟がソフトを買い、友人から本体を借りてきて、なぜか僕がプレイ&クリア。
 ゲームキューブで発売されたバイオハザードシリーズの原点ともいえる作品です。
 「1」で洋館の探索をするラクーン市警特殊部隊S.T.A.R.Sのブラヴォーチーム所属、ピチピチの十八歳な新人レベッカが主人公で、洋館に至るまでの経緯とt-ウイルスの背景などが詳しく分かる話でした。
 ストーリーそのものは普通に良くて、むしろすごくバランスのきわどいシステムのほうが印象に残りました。

 今作は新米レベッカと元軍人ビリーの二人で(一人を動かしもう一人を引き連れて)攻略していくシステムで、離れた地点での協力プレイやアイテム交換などを駆使して進めていく物語でした。
 システム自体はとても面白いしちゃんと機能していたと思うのだけれど、それに伴っていくつかの弊害があったようにも思えます。
 もっとも顕著なのはアイテムボックスの消失、そして所持アイテム数の減少(一人たったの六個)でした。
 これはアイテム交換などの協力プレイをする上でなくてはならない制限だと納得はいくのですが、いかんせん不便でした。
 とくにボックスがないので別の建物に移動するときの引越し作業が面倒でしたね。

 それに付随して(レベッカの体力がやたら少ないのも原因かもだけど)敵キャラであまり強いモンスターが出てこなかったのもちょっと残念です。
 アイテム欄が少ないので武器と回復にも制限がかかり、あまりに強力な敵を出現させられなかったのでしょうか(ゾンビだけは異常に強く感じましたが)。

 なんだか悪い印象ばかりのようですが、ゲームとしてはちゃんと面白かったです。
 個人的には所持アイテム数と序盤の弾薬&回復の少なさ、そして二人が離れ離れになったときの不安も手伝ってかなりの高難易度に感じられて楽しかったです。
 やや平坦なイメージもありましたが内容的にはしっかりバイオしています。
 今度、発売される「5」も兄や弟がかなり乗り気なのでそちらも時間があったらやってみようと思います。
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