ラノベやアニメ、映画、TCGなど。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 マリア様がみてる 薔薇のミルフィーユ (今野緒雪/コバルト文庫) やっぱり「マリみて」は祐巳と祥子さまのペアが最高ですね。うんうん。 紅薔薇・黄薔薇・白薔薇の三姉妹ごとに分けた短編集のような構成。黄薔薇姉妹は令ちゃんの(お見合い話)に驚かされつつ、今後の話への布石をきっちり敷いていたし、白薔薇姉妹は志摩子さんのさりげない魅力がちゃんと描かれていました(ちなみに最後のところで志摩子さんが大笑いしたのは(自分たち白薔薇姉妹だけが平和であることを悩んでいたのに、その悩む姿をよりにもよって祐巳に心配されてしまったことに本末転倒じみた可笑しさ)を感じたのでしょうかね)。 そして何より紅薔薇姉妹、祐巳と祥子さまの話が◎。祐巳が祥子さまのことを想って一喜一憂したり、悩みつつも距離を縮めようと努力する、これが「マリみて」の本来の魅力なのですよね。妹選びという外枠の設定に踊らされて四苦八苦するのではなく、自分の気持ちに揺れ動く祐巳の姿こそが「マリみて」の核だと思うのです。 そういう感じで個人的に大満足でした。まあ、(登場人物紹介から可南子が消えていてショックだったりも)しましたが(苦笑)。 6/12(月)読了 評価:★★★★☆ マリア様がみてる 未来の白地図 (今野緒雪/コバルト文庫) 瞳子、お前はつくづく悪い子だ!(鉄仮面風に) まあ、それが瞳子の良いところなんですけどねぇ(どっちだ)。 クリスマスの時期がやってきた二十二巻。話はそこそこ進んでけっこう驚きな展開がちらほらとありました。祐巳が(瞳子にフラれちゃったり)、令ちゃんが(由乃離れ)を決意したり。他にも新キャラの菜々がいいキャラをしていたり、志摩子さんは相変わらずしっかり者だったり、やっぱり祥子さまは祐巳が大好きだったり……。 キャラが多いのでおいしいところが盛りだくさんでした(苦笑)。 でも少し寂しいことですが、このシリーズもそろそろ終わってしまいそうな気がしました。やはりメインになるのは「祐巳と祥子の関係」だと思うので、祥子さまが卒業したら会長が卒業した「くじアン」みたいなものです(マニアックな比喩)。終わって欲しくはないけれど、いつかはみんな卒業してしまうのでしょうね……。いけない、涙がでそうになってきました(苦笑)。泣くのは最終巻を読んだときにします(笑)。 6/12(月)読了 評価:★★★★☆- PR
無題
君がッ!泣くまで!僕はネタバレするのをやめないッ!!
無題
マジ勘弁ですよ(苦笑)。
『未来の白地図』
この『未来の白地図』は『片手だけつないで』『ロザリオの滴』なんかにも通じる様な妹選びの内容も含まれていて、マリみての好きになった様な部分がたくさんあって感動します… 祥子が祐巳をスールにしようとした時、聖と志摩子の契り、志摩子から乃梨子のロザリオの授受…そして新な妹が、やがてお姉さまがして来た事と同じ道をたどる…祐巳が妹にしたいと思った瞳子から冷たく拒絶された悲しみや…人と人が歩み寄ろうとする心の格闘や、出会いと別れを描いたマリみてには季節の移り変わりが存在しているのだ。いつまでも同じ学年で時の動かない物語には絶対存在しない切なさや感動があります。進級による別れの悲しみや、新しい未来の出会いが存在する。何となくでもマリみてには代々お姉様から妹へ…そのまた妹へと受け継がれる伝統が感じられて好きです。時の移り変わる中で代々涙して受け継がれたロザリオを手にした妹がその大切なロザリオを傷つきながらも受け取って貰おうと歩み寄るシーンはやっぱりマリみての核心で…その核心に触れると自然と涙してとまらないです(泣)
姉から妹へ
コメントありがとうございます。
そうですね。やはり不可逆な物語だからこそ、こういった出会いと別れの喜び、悲しみを描けるのでしょうね。 そういう点ではまさにロザリオというキーアイテムがこの物語の象徴でもありますよね。 移ろう季節のなかでほんのわずかな時間だけでも同じ一瞬を過ごす姉と妹。その幸せも時間と共に姉から妹へ、姉から妹へと受け継がれていく。 素敵だと思います。 |
アクセスカウンター
カレンダー
カテゴリー
最新コメント
最新トラックバック
ブログ内検索
blogペット
アーカイブ
|