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 レンタルマギカ 竜と魔法使い (三田誠/角川スニーカー文庫)


 今巻は穂波の回。でもアディリシアが可愛いなぁ(爆)。
 四巻で長編の三冊目です。
 今回はいつきの魔眼にまつわる話、と捉えていいのかな。正しくは過去の<幽霊屋敷>での出来事の記憶、そして魔眼を何とかしようとする穂波という内容です。
 展開や細部に至っては三田さんらしい手堅さで抜け目ないのですが、あまりに類型的な王道展開なので少し物足りなさも感じます。また微妙に説明不足な印象もありました(たとえば(生まれたてにしても<竜>なんかを軽々しく生贄にできるのか)とか)。
 でもまあ、魔眼の濫用に関連付けて話を起こしたのは個人的に好感を持てました。こういう意味もなく主人公の周囲で事件が起こりまくる「探偵要素」みたいなものに「人間原理(だったかな?)」で片付けず一応の理由をつけるのは好きです(『Missing』とかまさにそれです)。
 新キャラの隻漣もいい感じですし、前巻よりは楽しめました。
 明確な敵組織っぽいのも登場していよいよ本格的に世界が動き出しそうなので今後が楽しみです。


 8/18(金)読了
 評価:★★★★☆





 レンタルマギカ 魔法使いの宿命! (三田誠/角川スニーカー文庫)


 なんで海の話で水着の挿絵がないんですかorz 「ザ・スニ」購読しないファンへの仕打ちですかそうですか。
 短編集も二冊目。二巻と三巻の間の話を収録。

 「魔法使いと夏の海」はまなみの回。短編らしい短編でしっかり纏まっているのですがこぢんまり感は変わらず。三田さんはもっと大掛かりな仕込みと演出をするほうが向いてそうですね(汗)。

 「魔法使いと学校の怪談」は可愛らしいちびアディとちび穂波の昔話を聞ける話。口絵なんかもちっこくて可愛いです。内容はまあ、いつも通りの三田さんの短編です。悪くはないけど普通すぎるお話。

 「魔法使いと星祭り・前後編」は猫屋敷の回。どうやら猫屋敷は活躍の場面で重症になる宿命にある様子(苦笑)。「天才VS凡人」の構図は判りますが、ちと主人公勢が強すぎる感があります。長編では天才しか出てこないので問題ないのですが。

 いつきの魔眼が出てこないのはマンネリ回避としてもいい感じです。
 ただ思うのですが、そもそも三田さんは短編、そしてコメディーには不向きな気がします。短編でも扱うのはシリアス風味な話ばかり。どたばたのスラップスティックな話はほとんどありません。
 不器用というか真面目というか、キャラを崩すのが苦手なのでしょうか。本編のほうでがっちりと楽しませてもらいたいです。


 8/18(金)読了
 評価:★★★★☆-
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