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 あたたかくなってきたと思ったら猛烈な春一番が吹き荒れましたね、インフェリーです(関東の話)。


 義姉さんが退院したので姪っ子二人は帰っていきました。
 とても、とても疲れました。
 ビデオで録った「プリキュア5GoGo」を親の前で上映して二人の気をまぎらわせたりしましたが、そんな日々ともおさらばです(姪二人がじっと画面に食い入るように見ているのが印象的でした)。
 もともと僕に体力がないのと、姪っ子たちが祖父母宅に来ていることで興奮していつも以上に騒ぎ立てるのでヘトヘトになってしまいました(兄夫婦の家ではそんなにうるさくないようです)。
 それと書くのを忘れていたけれど、先日から弟がイギリスにホームステイにでかけてしまったので人手が足りなかったのもよくなかったのでしょう。
 まあ、家にいたとしても子守りを手伝ってくれたかどうかははなはだ疑問ではありますが(ため息)。

 で、小型の台風ふたつが去ったと思ったら疲れがたまった反動か、風邪の前兆っぽいノドの痛みと朦朧感が襲ってきました。
 このまま風邪を引いてしまうと受験勉強に差し支えるので、市販のお薬を飲んでもう寝ることにします。
 乾燥する季節、三寒四温のこたえる時季。
 うららかな春まで、あともう少し。


 追記:書き忘れましたが「プリキュア5GoGo」のwebラジオ「クラブココナッツ」の第三回が素敵でした。草尾さんと入野さんが二人羽織りをしているのですが、音だけ聞いているとどうにも変な風にしか聞こえなくて(以下略)。それとナッツは密かに布フェチらしいです(笑)。
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 兄に三番目の子が生まれて義姉さんは入院中です。
 その間、兄は仕事を休むわけにはいかないので二人の姪っ子は実家であるうちで預かることになりました。

 もうこれが大変で大変で!
 上は三歳、下が一歳半なのですが、二人とも元気があふれていてやれ抱っこしろだの、やれあれ取ってくれだの、振り回されてたまりません。
 ふつうは三年くらい間をあければずいぶんと楽らしいのですが、いまさらそれを言っても始まりません。
 義姉さんが退院する水曜まで、持ちこたえるしかないのです。

 保育士さんは大変だなぁ、としみじみ思いました。



 まず、次兄のところで第三子が生まれたそうです。
 おめでとう、兄者。
 これで一姫、二姫、三太郎ですね。
 騒々しくなりそうです。


 今日は予備校の前にゲーセンに寄ってきました。
 月に一度のクレーン台がすべて100円の日なのです。
 狙いは「ガンダム00 DXヒロインフィギュア」の王留美です。
 ところが硬貨を投入してがんばってみるものの、なかなか取れません。
 五、六回ためしてみても成果が上がらず、あきらめかけていたときに店員さんが箱を落とし口の近くに寄せてくれました。
 「よし、これならいけるか」と息巻いてみたのですが、どうやらその箱は前にゲットしたスメラギさんの箱でした。
 二種類なのでスメラギさんもいっしょに置かれているのですよね。
 でもまあ「もしもあったら取ってきて」と兄にたのまれていたので100円投入。
 かなり適当にやったにもかかわらず、落とし口のほうに倒れてストン。
 一回でゲットしてしまいました。
 けっきょく僕の欲しかったほうは手に入らず、兄におみやげができたのでした。
 ま、そんな日もありますわね。



 もう個別にカテゴリをつくっていいかもしれない、と思いはじめるくらいしつこくリプトン飲みました。
 今回の新発売は「ラ・フランスティー」。
 とはいっても、一年くらい前に友人から「(リプトンの味は)ラ・フランスもあるな。季節によって発売されてるようだ」と教えてもらったと思うので(あいまい)、冬の終わり新発売というよりは再販された、と考えたほうがいいのかも。

 まあとにかく、見つけたので飲んでみたわけですがけっこうおいしかったです。
 味はレモンに似ているといえば似ている、かな?
 酸味はないのですが紅茶の甘みと絡むさわやかな感じがレモンに似ているような気がしました。
 例の不等号で表すとミルク、レモン>マスカット、ライチ、ラ・フランス>アップル、グレープ>ピーチ、マンゴーみたいなところでしょうか。
 うん、けっこういろんな味を飲んでいるのだなぁ。



 ついこの間、長兄が結婚して次兄は結婚しているから順番で考えるなら次は僕が結婚だなぁ、なんて話がされるようになった。
 次は僕の番。
 といわれても僕はまだ学生で二十歳を過ぎたばかり。
 正直なところ結婚以前に異性と付き合うことにすらあまり想像が働かない。

 でも今日はふと「もしもこのまま独身だったら」という仮定が頭に浮かんできて、数十年後のそれこそ僕が五十、六十歳になるころの想像で、弟は結婚願望があるから結婚しているだろうし両親は他界しているであろうし、正真正銘ひとりっきりになっていたらどうだろう、と考えてみた。
 冷静に分析すれば正直わからない。
 そのときの気持ちも、もしかしたら一人暮らしに慣れてなんてことないかもしれないし、わりと大人数の家族に囲まれて育った生い立ちゆえに寂しくて堪らなくなっているかもしれない。
 そもそもそれまで生きていられるかもわからないし。
 だけどおそらく、僕の性格を考えるとけっこう甘ちゃんで独りでいることを好みつつもどこかで誰かとつながっていたいと望んでいる寂しがり屋なところがあるから、きっと空しくて悲しくなるのではないかなぁ、とか思った。
 当たらずとも遠からじ。
 いや、どちらかといえば当たりに近いのではないかな。
 そんなことを考えていたら愚かなことに、いまから将来のことが不安になってきてしまった。

 それで遅い晩飯を食べながら長兄と父といろいろ話をしてみた(長兄は新婚だけど今日はうちにお泊りなのです)。
 長兄はやっぱりまだ結婚したてということもあってあまり参考にはならなかったけど、父は根っこの部分でだいぶ僕と性格が似ているところがあるので(正確には僕が似てるのだけど)ずいぶん参考になった。
 父は学生のころはまさか自分が結婚するとは思っていなかったらしく、でもそれは結婚願望がないというわけではなくて、純粋に学問を究めたかったのだという(この辺からして息子の僕とは次元が違う)。
 それから教員になり、紆余曲折があって母と結婚したらしい。
 そういう話を聞いても「父は頑固ではあるけど頭は切れるし男前だから結婚できるよなぁ」とか思ってしまってあまり深くは捉えていなかったのだ、いままでは。
 だけど今回はもう少し深いところまで突っ込んで話を聞いてみて、もしも勉強の道へ進んで、それが結果的に究められても究められなくても、結婚をしなかったと仮定したらそのことを後悔したかどうか、と訊いてみた。
 ようは僕が悩んでいる「もしも独身のまま老年期を迎えたら寂しいと思うか」という核心部を訊いてみたかったのだ。

 父は答えた。
 「学問を究めたいと思えばそれは膨大な労力が伴うだろうから結婚はできなかったかもしれない。そのときはただそれだけで終わりかもしれない。でも、もしも勉強のほうに進んでいたとしても、たぶん、どこかで誰か素敵な女の人と出会って好いたり惚れたりして、けっきょく結婚はしていたと思う」だそうだ。
 僕は念を入れて「万が一にも結婚しなかったとしたら?」と訊いても「まず99%、いや100%誰かと結婚していたと思う」と言われた。
 うん、僕なんかとは大違いだった。

 父はいつもじっとしていて大人しいから消極的というか、受け身な性格だと思っていたのだけど、これがとんでもない間違いだったと近年になってから僕は気づきはじめていた。
 やるときはやる、なんていうと陳腐に聞こえるかもしれないけど、本人がいままでやってきたことを考えるととてもではないけど真似できないほどアグレッシブだ(細かく書くと長くなるので割愛)。
 まず普通の人にはできないような活力と推進力を持っていた。
 そう考えると僕がうしろ向きなのは親のせいでもなんでもなく、ただただ僕が怠慢なだけなのだなぁ、と気づかされてしまった。
 薄々そうは思っていたのだけど、僕は母のような元気ばりばりではないし、父のような胆力もない。
 すべてにおいて人並みな僕が父のような思考はもてないと思った。

 で、そんなめちゃくちゃアグレッシブな面も持ち合わせていた父のことだから結婚もできたのだと思ったけど、じっさいに結婚をしたいというか、かならず自分にぽっちり(土佐弁?で「ぴったり」という意味らしい)な女性と、ぽっちりな親友が世界のどこかにかならずいる、と思っていたらしい、上にも書いたように。
 結果からすれば女性はともかく、親友とは出会えなかったのだけど、それでも「かならず結婚するだろうと思っていた」という自信(というか予感みたいなものらしい)は事実になって僕が生まれた。
 それでそもそも消極的でも女性が苦手でもない父は結婚していまに至るわけで、それに付け加える形で言っていたのだけど「それに一人だとたぶんつまらないよ」ということで、僕と同じように父も一人でいることが苦にならない性格でありながら、やはり真に一人きりだと刺激がなくて退屈になるらしかった。
 肝心の寂しいと思うだろうか、という質問はけっきょく独身の可能性0%ということで教えてくれなかったけど、たぶん「つまらない」のなかに含まれていたのではないかな、と僕は思う。そう思いたい。

 という感じで話は終わって、僕は考えてみた。
 僕は別段、結婚がしたくないわけでもないし、女性が苦手なわけでもない。
 いままで女性と付き合ったことはないのだけれど、それは女性に興味がないというよりは「付き合ってどうするのか」がわからなくて不安だったのだ、とっても。
 高校生とか大学生がどんな感じに付き合うかは、大まかには知っているつもりだ。
 ただ、中学生や高校生のときに異性と付き合って、行き着く果てがないのではないかとずっと不安だった。
 フラれるフラれないは付き合う以前の話だからそんなに不安でもなかったし(告白してフラれたらいやだなぁ、とは思っていたし、その勇気があったのかと訊かれたらあったと答える自信はないけど)、なによりも恋人になった先が見えなくて怖かった。

 大人になれば結婚できる。
 男性も女性も、とりあえず学生を終えて社会人にさえなればあとは夫婦にもなれるし、事情があれば内縁の関係で同棲することだってできる。
 とりあえず、恋人の先があって、それは生涯にわたって「いっしょになる」ことだと思う。
 でも中学生や高校生は、学生の範疇で考えれば大学生も含めて、付き合っても恋人どまりで結婚はできない(できたとしても関係を続けていくのが多方面から考えて難しいと思う)。
 告白して、付き合って、デートして、遊んで、キスして、体を重ねて、でも子どもは作れないし結婚もできない。
 先があるのに先へ進めない。
 それがすごく不安だった。

 いっしょにいるだけでいい、という言葉はわかる。
 結婚だって法的な拘束力と社会的な体裁を抜きに考えればほとんど同棲と変わらない。
 付き合うことはなにも停滞を意味しているわけではなくて、本意は好きな人といっしょにいることなのだろう、とは思っていたけれど。
 でも僕にはそのなにも束縛も枠組みもない男女の付き合い(関係)が非常に不安定で怖かったのだと思う。
 もしくは夫婦というものは生涯寄り添いあって添い遂げるものだと思うかたわら、未成年の恋人というものは儚くて壊れやすいものだといつの間にか思い込んでいたのかもしれない。
 そういう心から慕っている関係が崩れるのが怖くて避けていたのかもしれない。

 そろそろ書くのも疲れてきたので結論だけ書いておくと、僕はもう成年であって結婚もできるし、子どもも作れるし、だから行けるところまで行っていいのだからもっと異性にポジティブになって、怖がることなく好きな人には気持ちをぶつけてみて、いっしょにいたいと思う人を見つけていくべきなのかもなぁ、とそう思った。


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