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「ジキル&ハイド」

 ジュリア・ロバーツ主演のサスペンス風味の映画。
 ジキルとハイドといえばオチがあまりにも有名で、当然ながらそういう先入観をもって観てしまうのですがなかなかおもしろかったです。
 緊迫感と違和感のある博士の演技がいいですね。じつにあやしい。
 経過を魅せるタイプの映画で、オチが有名すぎる作品でもあるので最後にもうひとひねりあれば驚いたかもしれません。
 それとあの倒錯的な意味合いの終わり方はもしかしてオリジナルとは異なる解釈で描かれているのかな。
 メアリーの存在と彼らとの関わり方がそもそも新しいのかもしれませんね。



「スコットランド・カップの奇跡」

 おもしろかったー。
 スコットランドの2軍サッカーチームがリーグを奇跡的に勝ち抜いていく物語。
 とにかく速くて飽きない展開とサッカーへの熱意がすごいです。
 切るところは描写をばっさり切って、そして監督や選手だけでなくサポーターたちや国民のサッカー熱が非常によく伝わってきます。
 で、観客サイドに感情移入できると自分もその一員になったかのように試合に夢中になれます。
 熱いです。サクサク話は進むけど話の流れが熱い。
 ただそれだけでおもしろいと思えるパワーを感じるのがすごいと思います。

 またこの映画は監督と義理の息子にあたるエースストライカーの確執などもテーマにあるのですが個人的に最後の愛娘の説得の仕方が気に喰わなくてしっくりきませんでした。
 嫉妬や怒りの感情を抜きにして、チームの一員なら個人の感情よりチームのことを優先するべきなのは明白だと思うのです。
 それがたとえ誇りや矜持を踏みにじられたとしてもです。
 でもその前に性分というやつは~という発言もあるからそれはそれでいいのかなぁとも思います。
 ちょっとだけ違和感が残ります。
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 ハルがかわいい!
 とにかくこの一言に尽きます。

 「耳をすませば」と関連性のあるジブリ映画。連チャンで見ちゃいました。
 世間的な評判はあまりよくないっぽい(?)ですが僕は大好きな作品です。
 猫も好きだしファンタジックな設定と展開も好みだし。
 なによりハルちゃんがかわいいのが大きいですね。
 丸顔で素直でちょっとのん気で。
 デザインそのものが普段のジブリとは違ってこざっぱりしているのもあります。
 とにかくハルにゃんが(猫ハルも含めて)かわいくて大好き!

 ストーリーは簡潔にして充実、バロンはかっこよく他キャラたちも愛らしいキャラばかりで楽しいです。
 猫の国から帰ってきて少しだけ大人になるハルもいいですね。
 とってもおもしろかったです!


 追記:そういえば前回観たときは違和感をおぼえた吹き替えがなぜか今回は変に感じませんでした。一年以上ろくにアニメを見ていないからいい意味で免疫がなくなったのかな。



 あーおもしろい!
 青春映画のバイブルというのは過言ではないです。

 図書カードという小さなアイテムでつながる少年と少女。
 ほのかな恋心と漠然とした将来への不安。
 思春期の戸惑いや繊細な感受性をこまかく描いていますね。
 僕は特に、雫が未熟ながらもバロンの物語を書き上げ、聖司のおじいさんに認めてもらったことで泣いてしまうシーンが好きです。
 好きな人にならびたい、いっしょに歩いていきたい気持ちと自身の表現や創作物(いわば自分の分身)を肯定してもらえた歓喜の涙は観ているだけの僕にも感動を伝えてくれます。
 主題歌のカントリーロードの詞とメロディにも郷愁をおぼえます。

 観終わったあと、自分もなにか、ほんのちょっとでもいいから努力をして自分を確かめたくなりました。
 前向きな気持ちになれるとてもいい映画です。
 文句なしにおもしろかったです。



 ジャムカのしゃべり方がミンサガのナイトハルト殿下にそっくりでニヤニヤ。
 チンギス・ハーンの出生からモンゴル統一までを描いた大作。

 うーん、まあまあ面白かったです。
 というのも反町隆史は良くも悪くも軽いのですね。
 深刻になりすぎない反面、シリアスになりきれないというか。
 そこがこの人のいいところだと思うけれど、こういった重みを求められる役柄にはミスマッチな気がします。
 反町がいけないのではなくキャスティングした人のミスじゃないかな。
 悪くはないのだけど迫力はないです。

 あと全体的に演出が微妙な感じでした。
 ストーリーや構成は悪くないのにどこかパッとしないのです。
 モンゴルに生まれた女性が背負うリスクの話などは興味深かったです。



 リチャード・ギア若いなぁ!
 シンデレララブストーリーの金字塔的な傑作。主題歌もとても有名ですね。

 ジュリア・ロバーツ演じるビビアンの場末の女の雰囲気がリチャード・ギア(エドワード)とミスマッチで面白いです。
 前向きで野性味あふれる彼女が徐々に変化していくのと同じく、エドワードも本当の幸せというものを見つめ直す展開がいいですね。
 ただお金を手に入れられれば幸せなのか。
 まったく異なるタイプの女性と恋に落ちることで価値観を揺さぶられ、自分の在り方を自問する流れはどちらか一方のみが与える立場・与えられる立場ではけっしてないという恋愛の魅力を暗に描いているような気がします。
 初々しくも元気と希望のわいてくるいい映画でした。


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