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 すもももももも1、2 (大高忍/YG COMICS)


 委員長が可愛すぎです。「マリみて」の由乃を清く正しいメガネ淑女にした感じです。ですが作者さんの意地悪でどんどん不幸な方向へ……。委員長になにか恨みでもあるのかっ!(涙)

 勢いまかせのアクションラブコメ。
 展開というよりオチの付け方がメチャクチャで(もも子が最強なので)ご都合この上ないのですがなかなか面白いです。
 まず主人公の孝士がラブコメの主人公なのに優柔不断でない(笑)。検事を目指す理論派でヒロインのもも子に対してあからさまな態度を取らないのが新鮮。逆に暴力恐怖症でそれを乗り越えようとする姿が恰好いいですね。もも子はもも子で一途で真面目な女の子。非常識なところもありますが基本はいい子でまっすぐなところが清々しいです。
 他のキャラも憎めない奴らばかりで馬鹿馬鹿しさに笑い、可愛らしさに萌え(苦笑)、根幹の譲ってはならない気持ちに燃えました。
 続きが気になりますが、たぶん委員長は不幸なキャラになるのだろうなぁ……。
 頑張れ委員長! 泣くな委員長!





 いばらの王1~6(完結) (岩原裕二/BEAM COMIX)


 古城からの脱出を描いたサバイバルアクション。
 面白かったです。傑作とまでは思えませんが肩の力を抜いて一気に読める作品。
 めくるめく展開に汗を握りつつ、不吉な世界観に冷や汗をかくような、「バイオハザード」のマンガ版みたいな印象。内容も似た感じで次から次にモンスターが来襲、順々に古城とメドゥーサの謎を解明していきます。サスペンスものとして王道と言えるでしょう。
 ただどこか死への緊迫感が足りない気もしました。どこが足りなかったのでしょうね……。よく分からないのですがそんな気がしました。
 長さ的にもちょうどよい巻数で息抜きに読みたいマンガです。
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 ちょこッとSister1、2 (竹内桜 原案:雑破業/JETS COMICS)


 これはいいですね。ほのかな萌え・エロ・ラブ。バランスが素敵です。癒されました。
 ストーリーは突拍子もない始まり方なのですが、その出来事をあっさり受け入れてしまう主人公は順応力高すぎです。でもそこから過度に行き過ぎた展開は起こらず、綺麗に話が進んでいくのが良かったです。そのおかげでキャラの配置も適当ですし、流れにもまとまりがあって読みやすい。静かに萌える和み系ラブコメという感じでしょうか。
 それと絵が上手いというか独特な味があって可愛らしいです。どのキャラも可愛くて好きになれます。
 やや真琴さんの出番が少なめですが彼女は脇役なのかな? まあ続きが気になることに変わりはなく、早く読みたいですね。

 追記:ちなみに僕は綾乃さん(ルックス)と管理人さん(乙女心)と珠実先輩(きつね目お姉さん!)が好きです。というかみんな好きです(笑)。嫌いなキャラがいないマンガも珍しい……。





 年上の彼女1~3 (甘詰留太/JETS COMICS)


 ちょ、W大学の児文研(爆笑)。いや、何も言うまい……(遠い目)。
 それは置いといて。前からちょっと気になっていた「年上の彼女(ヒト)」を読みました。
 泣きました……(←非常に涙もろい)。
 最初はその展開や絵柄(エロいです!)からエロラブコメかな、と侮っていました。ですが二巻で泣きました。最後の盛り上がりのところ、


「私…嫉妬深いんだからっ!」
「充分承知してます」

「胸だって全然小さいし…」
「小さいほうが好みです」

「構ってくれないとすねるんだからっ!」
「24時間 貴方のこと考えます」

「私の方が先におばさんになっちゃうのよっ!」
「すぐ僕もおじさんになってみせます」


 涙腺決壊(泣)。ここに至るまでが駆け足ぎみでしたが、じんと胸を震わす感動が心地よかったです。
 甘々で捻りも少ないのですが、途中の深見沢先輩の啖呵から一気に惹き込まれて感情移入してしまいました。ああいうセリフは努をはじめ、僕のような主体性のない男にとってはメチャクチャ痛いんですよね。自分の弱さをズイッと突きつけられるのは痛いんだけど、でもとっても鮮烈です。見透かされるものがなくなった後は行動あるのみ。その姿が勇ましくて恰好よかったですよ。
 三巻についてですが二巻で綺麗にまとまっているので(作者さんもそう言ってますし)無理に続けなくても良かった気がします。それなりに楽しめましたが二巻ほどのインパクトは見受けられず、これからはこってりとしたラブラブ状態に移行するようです。
 アゲハさんは普通に可愛いですし、次も楽しみです。

 追記:ただ時間の進みが「げんしけん」並みに早いのでこれからどう話を盛り上げるのかがちと不安かも。





 Venus Versus Virus (鈴見敦/DENGEKI COMICS)


 う~ん、絵は上手いんですけれど、内容が薄い感じがします。
 特徴のない、どこかで見たような設定、ストーリー。さらさらと読み流せるような話で意外性の欠片もないのが欠点でしょうか。
 次も読みたいと思わせるような吸引力も感じられませんし、う~ん、続きは買うの止めておきます。もしも面白くなって話題になったりしたら読んでみましょう。

 追記:名前に聞き覚えのなかったこの作者さんのことを調べていたら、なんと作者さんの同人誌を所持していることが判明(苦笑)。世の中なにがあるか分からないですね。



 ゆびさきミルクティー1&2 (宮野ともちか/JETS COMICS)

 「女装して幼馴染みとクラスメイトの三角関係」なんてキーワードに惹かれて読んでみたのですが、あー、僕には合わないみたいですね、これは。
 なんていうか、ストーリーやキャラクターの作りがメチャクチャに感じられました。段階を踏んで話が進むはずなのに、飛び飛びで変な方向に突き進んでいるような印象。キャラクターも行動原理がわけ分からないですし、リアクションとかも明らかに異常だと思います。
 女装という設定は惹かれるのですが絵柄も上手いとは思えませんし、やっぱり何より、どこかが変です。
 展開にもキャラにも納得がいかず、ギブアップということで退場します。

 あー、女装ものなのにもったいなー……。


 あれ、おかしいな。普通に面白いorz
 女装ものとしては諦めてもう一度読み返してみたのですが、これが普通にラブコメしてますね。
 どうやら「女装もの」として意識しすぎていたみたいです。「女装」はオプション(小道具)のひとつにすぎなくて、メインは三角関係のラブコメなのですね。
 そりゃ女装をメインとして読んでいたら違和感を感じるのは当たり前だよ、自分orz 根本からベクトルの向きが違うからなぁ……。
 いやはや、普通に面白いので本来の方向性のラブコメとして続きも読みます(←調子いいやつ)。ただ絵柄の印象だけは変わらないのですが、これは好みの問題なのでしょうね(苦笑)。



 百合姫 (三国ハヂメ/Cult comics BINETU collection)


 百合というよりはレズものかな? 18禁規制はありませんが内容は18禁のえっちなマンガです。今日回った古本屋で見かけて購入。

 掘り出し物でした!(爆)

 絵柄は少女漫画っぽさがあり、ストーリーもけっこう適当なのですが、何と言っても シチュがいい!(落ち着け)。
 「いやよいやよも好きのうち」的シチュエーションは僕の全身のツボをことごとく貫き通し――(以下省略)

 とことん僕の感性を刺激してくる内容で個人的には傑作です。この作家さんは普段は普通の少女向け恋愛マンガ(おそらくTLもの)を描かれているそうでちょっと残念ですね。
 同じ系統の次回作を出していただきたいです。出たら即買いしますので(笑)。

 追記:そういえば意外に両性具有――いわゆるフタナリが多かったですね。くどくない感じなので抵抗はありませんでしたが。



 「DEATH NOTE12」

 「マンガは積ん読じゃなかったのかよっ!」という突っ込みは拒否で(汗)。だって昨日は隣の席のお姉さんが、今日はカップルが近くで読んでいて改めてその知名度を確認。と、同時に自分が読む前にネタバレな会話を耳にしそうで怖かったので「デスノート」だけは読みました(←言い訳)。
 で、最終巻なわけですね。まあ面白かったわけですが、予想通りだったのでそこまで驚かず。順当というか妥当な終わり方だったと思います。
 ただ終わり方について一つ言いたいのですが、あれはあれで一種のハッピーエンドでもあったと思います。もちろん月が望む最良の形ではないかもしれませんが最後の数ページが表しているのは、
〝キラが神になった〟
という事実なんですよね。ですから見方によってはキラの願いは叶ったと言うことも出来ると思います。
 そんなことはいいとして、シリーズ通して先の読めないサスペンス、面白かったです。こういう面白い作品をまた読んでみたいですね。


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