ラノベやアニメ、映画、TCGなど。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 半分の月がのぼる空 looking up at the half-moon (橋本紡/電撃文庫) ちょうど完結したようなので一気に読んでみたいと思います。 魔法も超能力も出てこない、普通のボーイミーツガール第1巻。 病院が舞台という時点で終着点が見えそうなものですが、まだまだ序の口の導入部分。 とりあえず初めなのでヒロインの里香が難病設定のツンデレ(これは編集部の意向なのかな?)で、出会ったばかりの主人公に辛辣でありながらホロリと心を通じ合わせるところでひと段落。土台を敷いたような感じですね。 主人公の裕一はわりと典型的な流され気味の少年なのですが、父親の言葉などを頼りにこれから成長していくのでしょう。 内容的にまだまだ駆け出しなので何とも言えませんが、構成的に良かったところを。 中盤あたりからの里香と裕一の関係を進ませる前段階として、(多田じいさんの死を持って死の身近さや唐突さを)演出したのは上手いと思いました。 あれはつまり、(多田さんのようにこれからいつ里香が死んでしまってもおかしくありませんよ、と忠告されたようなものですよね。)僕はそう解釈したので終盤の里香の儚さにも共感できました。 それと相変わらず文章が読みやすくていいですね。佐藤ケイさんに似て難解な語句を使わないのに的確な表現をしていくのって結構むずかしいと思います。 これからが本番のような終わり方なので、いったいどのような物語を見せてくれるのか楽しみです。 9/10(日)読了 評価:★★★☆☆+ PR |
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