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 月明のクロースター ~虚飾の福音~ (萩原麻里/一迅社文庫)


 莉子かわいいなぁ。
 これくらい想ってくれる幼なじみがいたらどんなに幸せでしょう。

 ミッションスクール、秘密の夜会、巻き起こる事件という学園サスペンスな作品。
 表紙イラストがパヤパヤな雰囲気なのですが百合要素はまったくありません。
 この作家さんは初めてでしたがしっかり楽しめました。

 ダークサスペンスと銘打ってあるわりにそれほどダークではなくて、話自体もこざっぱりしている印象があります。
 ですがさまざまな思惑が交錯した物語として見ると、結果的にとても綺麗にまとまっていたのが良かったですね。
 文章も読みやすかったですし、事件に関するオチは予想がつかないこともありませんでしたがそれほど肩透かしを食うわけでもなく、ちゃんと納得のいく結末でした。

 個人的にはむしろそのあとのアレのほうが驚きました。
 (教育実習生)であったというだけで久登が(年齢差があるため莉子のことをずっと妹として見ていた)ことにも説得力が加わります(その気持ちに関しては前向きな答えになっていましたが)。
 教務課まわりのことも併せて、ただでさえまとまっていた物語の外堀を完全に埋めてくれたような気がしました。
 あと(挿絵で気に入っていたナウフラガンティがじつは男)だったのにザ・ショック。
 まあ、かわいいは正義と言いますし、それでいいといえばいいのですが。

 読み終わってから思い返してみると、オスクリの言動の結果が必ずしも悪と断じ切れないのも面白いですね。
 とくに最後のシーンでは彼女の素顔が垣間見えたようで、ほっとした気持ちになりました。

 おもしろかったです。
 この作家さんのべつの作品もぜひ読んでみたいと思いました。
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 Yes!プリキュア5 GoGo! 第21話


 なかよくお弁当をつくる話でした。
 ホットケーキでサンドイッチはいいとして、スクランブルエッグを茶巾しぼりにしてそこまで変わるのでしょうか。
 うーん、どうなのだろう。

 それとネバタコスさんが触手をまとめて二足歩行していたのにびっくり。
 た、たこが歩いてるっ!(オイオイ)




 コードギアス 反逆のルルーシュ R2 第12話


 もうギャグでしかないなぁ(笑)。
 走り方や体力もそうだけど、あの腕をつきだして横にくるくる回転するのはわざとやっているとしか思えません。
 そしていきなり再登場されたコーネリア皇女殿下に感動。
 髪型もストレートでかなりわかがえっ綺麗でしたね。
 ギアスのことも知っていたようですが、ゼロ=ルルなのはたしか記憶にないはずなので、そうするといったいどの派閥に属して何に敵対しているかが気になるところです(ゼロに敵対しているならブリタニアに戻ればいいわけですし、謎です)。
 またすごい能力をもって現れたジェレミアもいいですね。
 彼が中ボスになるのでしょうか。
 そしてそして、恋路をまっすぐ歩けないシャーリーがとても可哀想でした。
 いろいろな要素が詰め込まれたギアスも半分を終え、さらに加速していく物語に期待するばかりです。




 ひだまりスケッチ×365 第1話


 元気いっぱいのオープニングですね。
 まさにゆのたちが帰ってきた!という勢いが表れていてよかったです。

 一年前にさかのぼり、ゆのや宮子がひだまり荘にやってくる話でした。
 ゆのママがかわいいですね。
 試験が終わるまで手を振りつづけている抜けっぷりはしっかりゆのに引き継がれています。
 それに宮子は宮子で初対面からあの突っ走りでした。さすがです。
 うめ先生もおいしいところでちゃっかり登場していましたね(笑)。

 ほんわかして、クスッと笑って。
 やさしい三ヶ月になりそうでいまからドキがムネムネです。


 追記:あまり内容と関係ないのだけど、ゆのの声をやっている阿澄さんってしゅごキャラのランや、ペルソナのめぐみの声をやってらしたんですね。わりと新人さん(?)のようですが、こうも見る番組ごとに出くわすとはなんだか不思議な縁を感じますね。それにしゅごキャラだとペルソナの慎を演じていた方がムサシをやっていたり。不思議な縁です。




 しゅごキャラ! 第39話


>「唯世のいいところは優しいところなんだ。優しいからみんなを守れるんだ。
  だから、唯世はキングスチェアなんだ!」

 背筋が震えました。
 熱い、そしてこの想いは強いです。
 唯世の憧れるキャラとして生まれたキセキが言うと説得力が違いますね。

 今回もギャグとシリアスのバランスがばらばら~んす、じゃなくて、すばらしかったです。
 キセキが突撃してきたときのあむちんなんてヒロインの顔じゃありませんでしたが、その一方で自分のなりたいキャラについて考える姿はとても深刻です。
 自分らしい自分とは何なのか。
 なりたいと願ってなるものなのか。
 周りにあわせてクール&スパイシーでいる自分は自分と呼べないのか。

 深いテーマです。
 子どもだけでなく、大人でさえ一度は悩むことかと思います。
 難しくいうと自己同一性というやつなのでしょうか。
 自分というものは何なのでしょうね。
 人格は環境によって形成されるとか、持って生まれた遺伝子によるとか。
 諸説あるものの明確にこれだ、と納得できるものは少ないと思います。
 それでもあむちんやガーディアンのみんなは悩みつづけるのでしょう。

 おもしろくて笑いがあふれるアニメなのに、すごく大切なことを描こうとしています。
 彼らが『自分』というものをどう捉えることになるのか。
 不安はあるけれど、すごく楽しみ。


 追記:そういえばバツタマにまじってエンブリオらしきたまごがありましたね。そろそろ話も核心に迫っていくのかな。




 ストライクウィッチーズ 第1話


 第一話とはいえ、ちから入ってますねぇ。
 オープニングもサビですさまじく動くのですが、本編内の美緒少佐の演習シーンはCGも使いまくりですごかったです。
 導入としてはストーリーの進み具合、理由づけも充分でしたし、これはかなり期待したいですねぇ。
 スカイガールズもおもしろかったけど、多少マンネリ感があったので勢いに乗って走り抜けてほしいです。

 あ、それと女の子みんながみんな、あんな下半身(というか穿いてない)ですばらしい世界だなぁ、と思いました。



 なにやらあの鉄道むすめがニンテンドーDSでゲームになるそうです(こちらが公式サイトです)。
 先日のクロノトリガーといい、なんだかDSは勢いがありますねぇ。

 個人的に鉄道むすめは好きなので興味はあるのですが、鉄道そのものはまったく知識がないのですよね(関心もそれほど強くなくて……)。
 でも声などもつくようですし、あの門田さくらさんも登場するようなのでいつかやってみたいな、と思います。



 とある魔術の禁書目録16 (鎌池和馬/電撃文庫)


 そろそろ佳境に入ってきていますね。
 禁書目録も十六巻です。

 今回は後方のアックアとの盛大なバトルなわけですが、もう圧倒的な強さに唖然です。
 それでも立ち向かう彼らがかっこよすぎます。
 それに個人的には女教皇様が活躍してくれたことにもう感無量。
 ああやって自身を見つめなおしたことも含めると、今回は上条と同等以上に主役でもありますね。

 キャラクターのほうでは五和が十四巻以上にしっかり描かれていたり、(上条の記憶喪失のことを知った)美琴にも変化があったり、シェリー=クロムウェルの意外な私生活面を垣間見えたり。
 あと行間に出てくる彼は(いつだったか、神裂ねーちんにプロポーズしていた騎士団長)ですよね、たしか。
 こういう細かいところまで組み上げられているところがすごいですねぇ。

 物語の核である上条の右腕についても進展がありました。
 前巻でも(ドラゴン)というキーワードが出ていましたし、たしか一巻か二巻でも(竜のあごのようなものが現出)していましたよね。
 いろいろ調べてみると(ドラゴン)にはさまざまな解釈があるものの、(キリスト教においては悪魔)を意味しているそうです。
 そう考えると上条の右腕は(ドラゴン=悪魔のちからの一端があふれているに過ぎず、その体内には悪魔が眠っている)のかもしれません。
 それにもしかしたら(悪魔となった堕天使ルシフェルが宿っている)のかもしれませんね。
 あ、でも(一方さんの黒い翼が堕天使を表しているならそちらのほうがルシフェル)に相当するのかも。

 あまり神話とかに詳しくないのでわかりませんが、今回の(上条の右腕があれば神に等しいちからを制御できる)という言葉からアレイスターの目論みも少しだけ見えてきたような気がします。
 いろんな点で続きが気になる作品です。
 はやく次巻が読みたいです。



 猫になったハル、かわいいなぁ。
 そしてバロンもかっこいいですねぇ。

 おもしろかったです。
 テーマとして『自分の時間を生きる』という言葉が出てきましたがあまりメッセージ性を主眼に置いているわけではなさそうですね。
 でも僕はこういうジブリ映画のほうが好きです。
 トトロやナウシカ、魔女の宅急便にラピュタなどなど。
 夢と冒険と不思議にあふれた物語が大好きでした。

 たしかもののけ姫あたりから色の異なった作品をつくるようになってしまいましたが、そんな中で猫の恩返しのふわっとした雰囲気に惹かれるのです。
 ひさしぶりに見たこともあって、池脇さんの演技に微妙な違和感を覚えたりもしましたが、もふもふふかふかした後味がいいですね。

 再放送されることがあればまた観たいな、と思います。


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