ラノベやアニメ、映画、TCGなど。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 月明のクロースター ~虚飾の福音~ (萩原麻里/一迅社文庫) 莉子かわいいなぁ。 これくらい想ってくれる幼なじみがいたらどんなに幸せでしょう。 ミッションスクール、秘密の夜会、巻き起こる事件という学園サスペンスな作品。 表紙イラストがパヤパヤな雰囲気なのですが百合要素はまったくありません。 この作家さんは初めてでしたがしっかり楽しめました。 ダークサスペンスと銘打ってあるわりにそれほどダークではなくて、話自体もこざっぱりしている印象があります。 ですがさまざまな思惑が交錯した物語として見ると、結果的にとても綺麗にまとまっていたのが良かったですね。 文章も読みやすかったですし、事件に関するオチは予想がつかないこともありませんでしたがそれほど肩透かしを食うわけでもなく、ちゃんと納得のいく結末でした。 個人的にはむしろそのあとのアレのほうが驚きました。 (教育実習生)であったというだけで久登が(年齢差があるため莉子のことをずっと妹として見ていた)ことにも説得力が加わります(その気持ちに関しては前向きな答えになっていましたが)。 教務課まわりのことも併せて、ただでさえまとまっていた物語の外堀を完全に埋めてくれたような気がしました。 あと(挿絵で気に入っていたナウフラガンティがじつは男)だったのにザ・ショック。 まあ、かわいいは正義と言いますし、それでいいといえばいいのですが。 読み終わってから思い返してみると、オスクリの言動の結果が必ずしも悪と断じ切れないのも面白いですね。 とくに最後のシーンでは彼女の素顔が垣間見えたようで、ほっとした気持ちになりました。 おもしろかったです。 この作家さんのべつの作品もぜひ読んでみたいと思いました。 PR |
アクセスカウンター
カレンダー
カテゴリー
最新コメント
最新トラックバック
ブログ内検索
blogペット
アーカイブ
|