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「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」

 まあまあおもしろかったです。
 考古学者兼探検家のジョーンズ博士のアクションアドベンチャー第四弾。

 盛り上がり的にはラストの遺跡探索が短いのでちょっとパッとしませんでした。
 それにハリソン・フォードもさすがに寄る年波には勝てず、往年の血沸き肉踊るアクションは望むべくもないです。
 前三作と比べるのはよくありませんがクライマックスでの興奮はすこし物足りない気がします。

 それとラストのオチはアリなのか、と兄や弟と話していたのですが個人的にはアリじゃないかなと思います。
 だって一作目や三作目もたしかかなりのファンタジーでしたし、これくらいSFなことがあっても問題はないんじゃないかなぁ、と。

 さらに続編が出るのかわかりませんが、もし出るなら息子のマットも右腕として活躍させるような形で親子共闘できるといいですね。



「ノッティングヒルの恋人」

 おもしろかったー!
 ジュリア・ロバーツ特集最後の映画、身分違いの恋愛ものとしては王道の作品です。

 ヒュー・グラントの草食系なインテリっぽさがいい味出してますね。
 垂れ目なのも特長で、大女優であるアナへのしどろもどろとした対応がほほえましくていいです。
 最後のシーンはどことなく「ローマの休日」を彷彿とさせますね。
 よく名前を聞く作品だけあっておもしろかったです。
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 ニコール・キッドマン美人だなぁ。
 人類が地球外生命体にゆっくりと洗脳されていくサスペンス映画。

 地味に怖くておもしろかったです。
 物語的にも演出的にも派手さはないですが徐々に水位が上がって溺死していくような、いや~な怖さがあります。
 でももしも本当にこういったウイルスやらが爆発的に蔓延したらもっと簡単に人類も滅亡してしまうかもしれませんね。
 そういう想像をさせる意味でも背筋がひんやりする映画です。



 やっばい! 超おもしろいー!!

 基本、恋愛映画は苦手な僕がここまで楽しめたのは初めてです。
 俳優と女優の夫婦が別れるか否かの問題でいろんな人をドタバタに巻き込む話。主人公はジュリア・ロバーツだから巻き込まれる側がメインですね。

 いやはや、おもしろかったです。
 なにがおもしろいって恋愛ものなのに湿っぽさが皆無で、カラッと晴れた青空のように爽快なんですね。
 ところどころに笑いを散りばめてあってコメディ的なおかしさに笑っているとグイグイ展開にひっぱられてしまい、気付いたら物語はしっかりと着地。
 竹を割ったような明快さに惚れ惚れします。

 でもやっていることは真剣なんですよね。
 みんなそれぞれ自分の理念にしたがって行動してる。
 だけど空まわりして笑いを誘い、さらに真剣にやっているから楽しいというか。
 マンガでいうならラブコメみたいな作品なのかな。翻訳のセリフが逐一おもしろかったのが楽しめた大きな要因かも。
 とにかく最初から最後まで笑ってちょっぴりじんときて、やっぱり笑えて最高におもしろい映画でした!



 タイトルで「君が望む永遠」を思い出したけど関連性とかあるのかな。
 あまり君のぞに詳しくないのですが、三角関係っぽい雰囲気もなんとなく似てる気がする……。

 メタっぽい構成で進んでいく王道の恋愛映画。香港製作。
 うーん、僕はこの手のコテコテな恋愛もの(特に邦画、アジア系のもの)は大の苦手なのですが作品そのものは非常によくできていると思いました。
 話の構成がうまくて、メタの視点が話の進行にあわせてその存在の意味を明らかにしていくのがいいですね。
 話の絡め方はもちろん、劇中の恋愛に対するスタンスも現実味があって救いがない気もするけれど、それを逆手にとった設定なので話が進むほど活きてきます。

 僕にもうすこし邦画(アジア系)の恋愛ものに関心があればそうとう楽しめたはずなのですが、とても残念です。



「ジキル&ハイド」

 ジュリア・ロバーツ主演のサスペンス風味の映画。
 ジキルとハイドといえばオチがあまりにも有名で、当然ながらそういう先入観をもって観てしまうのですがなかなかおもしろかったです。
 緊迫感と違和感のある博士の演技がいいですね。じつにあやしい。
 経過を魅せるタイプの映画で、オチが有名すぎる作品でもあるので最後にもうひとひねりあれば驚いたかもしれません。
 それとあの倒錯的な意味合いの終わり方はもしかしてオリジナルとは異なる解釈で描かれているのかな。
 メアリーの存在と彼らとの関わり方がそもそも新しいのかもしれませんね。



「スコットランド・カップの奇跡」

 おもしろかったー。
 スコットランドの2軍サッカーチームがリーグを奇跡的に勝ち抜いていく物語。
 とにかく速くて飽きない展開とサッカーへの熱意がすごいです。
 切るところは描写をばっさり切って、そして監督や選手だけでなくサポーターたちや国民のサッカー熱が非常によく伝わってきます。
 で、観客サイドに感情移入できると自分もその一員になったかのように試合に夢中になれます。
 熱いです。サクサク話は進むけど話の流れが熱い。
 ただそれだけでおもしろいと思えるパワーを感じるのがすごいと思います。

 またこの映画は監督と義理の息子にあたるエースストライカーの確執などもテーマにあるのですが個人的に最後の愛娘の説得の仕方が気に喰わなくてしっくりきませんでした。
 嫉妬や怒りの感情を抜きにして、チームの一員なら個人の感情よりチームのことを優先するべきなのは明白だと思うのです。
 それがたとえ誇りや矜持を踏みにじられたとしてもです。
 でもその前に性分というやつは~という発言もあるからそれはそれでいいのかなぁとも思います。
 ちょっとだけ違和感が残ります。


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