ラノベやアニメ、映画、TCGなど。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 銃姫⑤ (高殿円/MF文庫J) 銃姫第五巻。番外編の短編集になっても高殿さんは高殿さんでした。面白いです。 「絢爛豪華武闘祭」はコメディタッチの話。軍人たちの休暇の話で、いろんな人が出てきます。個人的にシエラが可愛いです(笑)。こういうギャップはいいものです。あとギースが可愛らしくて笑えました。意外な顔というか本当はいい奴なのかも。始終コミカルで楽しめました。 「星の数は数えられない」はティモシーの話。ボスローから戻った彼の掌編で普通な感じでした。とりあえずイラストのあのティモシーは別人です(笑)。 「ホーム スイート ホーム」は見事な中篇。バッツという名前でFF5を思い出したのは僕だけではないはず(古っ!)。これだけは過去編なのですがセドリックたちは脇役と考えたほうが良いのかな? バッツとビニーというカップルの愛についての話です。 これが本編同様にえぐるような心理描写をしているので読んでいて心に響いてきました。「自分で選んだわけじゃない」とか言葉の一つ一つが等身大で痛々しい……。こういう恋愛も現実にあるでしょうし、彼らはたぶん間違っていなかったのでしょう。ただそういう結果になっただけ。ああ、痛々しいです。 そういえばシリアス描写とコメディ描写が混在していてなんだかバランスが変な感じでした。番外編だから別にいいのですが。楽しめましたし。 番外編としてはかなり楽しめたほうだと思います。まあ本編の雲行きも気になるわけですが。ああ、早めに読みたい……。 7/6(木)読了 評価:★★★★☆+ マリア様がみてる 仮面のアクトレス (今野緒雪/コバルト文庫) 普通に面白かったです。 「黄薔薇、真剣勝負」はどうでもいい話かと思いきや、最後の令ちゃんの言葉でその重要性に気が付きました。たしかにこの話は大事ですね、黄薔薇姉妹にとっては。令ちゃんの大人な立ち居振る舞いが格好よかったです。 「仮面のアクトレス」は三学期に行われる生徒会の役員選挙の話。ここにきて祐巳にスポットがあたります。話の焦点はやっぱりそこなのですね。 で、祐巳がポイントなのですが描写がなかなかに上手いと思いました。祥子さまにからむのも感情の発露としてこの上なく的確なアクションですし、祐巳の心を揺さぶる不安材料も必要にして充分です。これからは祐巳が「自分」と向き合い、「自分」という存在を確立していくのでしょうか。今後の成長が気になります。 「素顔のひととき」はおまけのような話です。三年生になって後のない祥子さまと令ちゃんの素顔のひととき。いい締めくくりです。 全体としてのストーリーはわずかながらに進み、今後の展開もひと雨降りそうな気配。祐巳の成長と瞳子の 追記:そういえば今回は由乃のセリフが良かったです。 >「正義とか正義じゃないとか、そんなこと言っているんじゃないわよ。私は、ただ大好きな仲間たちと離れたくないだけなの。ええ、言いたいことはわかるわよ。確かに私は自己中心的でしょうよ。それで結構。でもね、感情的に口走った言葉の中にだって、大切なことはたくさん入っているんじゃないの? みんなが志摩子さんみたいに、他人のことを思いやって発言ばかりしていられないっていうの」 いつも通り感情的ですが、こういう場面では妙に説得力がありますね。見直しました(苦笑)。 7/6(木)読了 評価:★★★★☆ PR ~プリンス・メイド~ メイド王子 (黒石翁/Jam Plus Novels) 「ガル★レボ」の特徴をそのまま移植したような感じ……。 三夜連続特攻シリーズ、最終夜。 ストーリーの展開はものすごく普通で可もなく不可もなく、しかし盛り上げるべき箇所で盛り上げないので平板きわまりないのがもったいないです。「ガル★レボ」同様、話の展開そのものは悪くないのにまったく「見せない」ので起伏もなく終了。 少年がお嬢様にメイドとしての力量を見せ付けるなら「大掃除」のシーンや「お茶会」のシーンを飛ばすのはナシでしょう(汗)。結果だけで話が進んでも何も面白くありません。 それとキャラですが主人公の少年が年相応にエロくてちょっと違和感を感じました。こういうラブコメなら「護くん」くらい純のほうがいいと思うのですが。それにヒロインのお嬢様ももっと性格を印象づける行動してくれないとインパクトが薄くてなんとも……。しかも心の弱さを見せ、それを克服するのならもっと書き込まないと伝わってこないです。後付けっぽく書かれても意味がありません。 文章もちょっと拙いですし、変な小ネタを入れて逆にバランスを崩していました。設定はわりと好みだったので少し残念です。 追記:あ、それと(序盤で登場したクラスメイトにフラグが立っているにも関わらず、完全スルー)だったのは泣けました。 追記2:てかJam Novelsはページ数+完成度が値段に見合っていません。質・量ともに増やしてください(切実)。 7/5(水)読了 評価:★★☆☆☆ ガールズ★レボリューション (松りんこ/Jam Plus Novels) Jam「Plus」Novelsになったんですね。内容はあまり変わりませんが(苦笑)。 学園百合ものです。とりあえず「ガールズライフ」よりは面白かったです。主人公とヒロインのキャラ設定はわりあいマッチしますし、ストーリーそのものの運びは悪くないです。 ですがやっぱり描写が弱すぎるのですね。キャラの心理描写はぺらぺらで感情移入は困難ですし、見せ場を見せようとしないので盛り上がりも何もなく、さらさら~で終わりという感じ。もっとも大事な(トラウマの克服)の描写が皆無なのが致命的だったような……。 もっと描写力をつけてキャラを魅せ、二、三冊かけてじっくりやれば普通に傑作になると思います。作者さんがやろうとしてること自体は限りなく王道なので、王道を王道として書ききれれば面白くない道理がないです。 百合が多めに出版されているJam Novels……頑張ってください(笑)。 7/4(火)読了 評価:★★☆☆☆ ガールズライフ(はーと) (木村卯月/Jam Novels) うーん、すごい評判が悪そうだから覚悟していたのですが個人的にはそこまで悪いとは思えませんでした。 百合ものです。内容はうじうじした彼氏持ちの女の子が別の女の子を好きになるという話。それ以上でもそれ以下でもないです。 構成はシーンの羅列で感情移入ができず、描写も足りないので置いていかれてしまうのですが、基本的な語彙はそこそこあると思いますし、何より二人の女の子の懊悩を書こうとしているのは好感を持てます。 ですがやはり二人の苦しみや悲しみを出すための演出が的外れで全然どきどきしません。作者さんはどういった状況で女の子がどきどきするか、いまいち理解できていないように感じました。 この出来栄えでp140、千円は高い、ということで。 追記:彼氏持ちの設定はたぶんいらないけど、彼氏自身はいい奴でした。 7/3(月)読了 評価:★★☆☆☆- ゼロの使い魔2 <風のアルビオン> (ヤマグチノボル/MF文庫J) 使い魔コメディー第二巻。なんていうか「シャナ」を崩してファンタジーにしたような印象……。 う~ん、ストーリーはありがちな王女さまの頼みを聞くという話なのですが、そこにシリアスな戦争と陰謀の政治ネタが絡んできます。それがうまくないというか、都合が良い展開や抜けてるキャラ描写で緊迫感を感じられないのですね。 気になった点を細かく挙げると、 ・運に頼った展開(空賊の場面) ・都合よく顕現する主人公の能力 ・丸分かりな(裏切り者) ・王女の頼みより自分の貴族としてのプライドを優先する浅はかさ(普通の貴族なら王女からの信頼に背かないためにも依頼の完遂を優先させるはず) ・前半部の英文を和訳したような文章 ・一巻の時点から主人公に「デレ」を見せるツンデレヒロイン(感情移入ができてない「ツン」が「デレ」を見せても単にキャラがブレているようにしか見えない) ・主人公があまりに考えなしの猪突猛進野郎(ふつうの高校生ならもう少し頭を使うと思う) という感じで気になる箇所がいっぱいあるのですが読み続けそうです(苦笑)。 普通のラブコメをしてくれれば細かいところは気にしないのですがシリアスな話だとどうしても細かいところを突付いてしまいます。もっと主人と使い魔のラブコメを見せて欲しいですね。 そういえば、最初のこの辺りは笑いました(笑)。 >ルイズは鞄の中から、鞭を取り出すとそれで才人を叩き始めた。 「いだいっ! やめっ! やめてっ! やーめーてッ!」 「いたい? 『わん』でしょ! 『わん』でしょーがッ! 犬は『わん』でしょうッ」 マゾっ気のある人にオススメです(笑)。 7/3(月)読了 評価:★★☆☆☆ |
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