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 灼眼のシャナS (高橋弥七郎/電撃文庫)


 「シャナ」十四冊目で番外編。日本到来前のマー姐、夏休み後の主人公ズ、『大戦』前の『九垓天秤』、と三篇の過去話を収録です。
 マー姐の話は全体的にまとまっていますし、ユーリィ少年のキャラも悪くないです。でもどこか色が足りないのですね。バトルもそれなりに盛り上がり結末も落ちるところに落ちるのですが、やっぱりシャナや悠二、それと子分の二人などがいないとマー姐の魅力が引き立たない気がしました。
 二話目は吉田一美の誕生パーティーの話。ふむ、手堅く面白いです。今回の主役である一美が泣いたり笑ったり怒ったりした上でちょっとした成長の断片を見せるのですが、いかんせん、本編の一美はもっと成長しているのですね(汗)。初期の彼女と比べれば確実な変化が見られるのですがすでに彼女は次の段階にまで大きくなっているわけで。一話目同様、面白いけどパンチが足りない感じでした。
 で、三話目なのですが、僕はこれが一番好きです。ページ数が一番少なく、しかも敵役の話にも関わらず、僕はチェルノボーグとモレクをはじめとした『九垓天秤』の連中が嫌いになれません。彼らの話は他愛のない会話くらいなのですが、そこから彼らひとりひとりの人格がしっかりと見えるのですね。おのおのが個性的でただ単純に「悪い」わけではない、下手すれば主役の側に立っていたかもしれないメンツです。ガンダムでいうところの「ジオン軍」のような感じでしょうか。彼らには彼らなりの信じるところがあるのです。それがたまたま「人間を是とする視点」で物語を動かしたから彼らが「悪」として敵役に回っただけなのではないでしょうか。
 ……少し熱くなってしまいました(苦笑)。とりあえず言いたいことはモレク&チェルノボーグ、フリアグネ&マリアンヌの人外カップルが大好きだと言うことです(爆)。バカなことを言いつつ、とっても気になる本編の続きを待つとしましょう。

 6/21(水)読了
 評価:★★★☆☆+



 お隣の魔法使い 始まりは一つの呪文 (篠崎砂美/GA文庫)


 読んでいると紅茶が飲みたくなってきますね(笑)。ちょっと不思議でおっとりとした雰囲気が素敵です。
 最初「魔法使い」というタイトルからファンタジー世界を想像していたのですが全然違いました。それにメアリーが十七歳という設定なのでツクツクさんとラブコメするのかと思いきや、意外にその気は薄く最後まで一貫してメルヘンでした(決して甲田さんのメルヘンとは違いますよ(苦笑))。
 春、夏、秋、冬と折々の季節に起こった小さな不思議と薫り高い紅茶の匂い。「不思議の国のアリス」に似ている作風でふわふわと浮かんでいるような浮遊感を味わいながら和みました。細かいことは気にせず、気持ちを落ち着けたいときに読みたい本ですね。

 6/21(水)読了
 評価:★★★★☆-
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 灼眼のシャナⅩⅡ (高橋弥七郎/電撃文庫)


 なんて凶悪な引きなんだ……(呆然)。
 「シャナ」本編十二巻目。前回で溜めていたのでバトルの嵐になるかと思いきや、意外にも大人しい回でした。これは物語を複雑に絡めるための仕掛けを組み込んだ結果なので仕方ないといえば仕方ないですね。繋ぎの巻として悠二の謎に関する話やマー姐一味の話が盛り込まれているので冗長さは感じなかったです。普通に面白いという感じですね。
 終わり方が明らかに嵐の予兆をほのめかしているので次回こそは重厚なバトルを期待できそうです。ああ、本当にどうなってしまうのだろう……。

 6/20(火)読了
 評価:★★★☆☆+



 灼眼のシャナⅩⅠ (高橋弥七郎/電撃文庫)


 前座の回、と。いわゆる仕込みの巻でした。
 文化祭にかけての数日間で嵐の前触れがひっそりと近付いてきます。そんなことは露とも知らず、悠二らは文化祭の準備に追われます。しかし主人公サイドにもある変化が生じるのですね。またひとつ悠二に関する謎が増え、それによって今後の悠二の身の振り方が大きく左右されそうです。
 僕としては主人公なのですからもう少し戦いに関与できるだけの力を得て欲しいと思うのですがどうでしょうね……。
 それと今まで吉田さんに押されっぱなしだったシャナもひとつ成長して魅力的になりましたね。ようやく二人は同じ土俵に立った気がします。最終的に悠二がどちらのヒロインを選ぶかは、まあ大体予測がつくのですが(苦笑)どちらも頑張ってラブコメしてほしいです。
 個人的にはマー姐やベルペオルさまに恋路を歩んでほし…………まあ無理だとは思いますが(汗)。せめて千草ママだけでもかんたろうパパとラブラブしてほしいなぁ。てか弥七郎さんは年上キャラがあまり好きではないのかな? どうなのだろう……。
 何はともあれ、次巻は今回の分を割り増ししてバトル尽くしになりそうですが(苦笑)悠二の秘密の真相にも期待して読むとします。

 6/19(月)読了
 評価:★★★★☆-



 灼眼のシャナ0 (高橋弥七郎/電撃文庫)


 「シャナ」十冊目はお遊び短編二作と番外編一作という内容。
 お遊びはそこそこ面白いのですが、元来、文章が硬い作家さんなのでもう少し砕けたほうが気軽に読めたかなぁ、と思います。
 番外編はシャナに名前のない、悠二に出会う前の話。フレイムヘイズとしての使命を無情な行為でもって完遂するさまは寂しいものですね。前触れもなく削ぎ落とされる日常の一角が何の違和感もなく消えていってしまう、そんな日常と非日常の近しさが侘しく感じられました。
 次回は昔の話らしいですが本編の進展のほうが気になります……。

 追記:あ、そういえば「狩人のフリアグネ」のコーナーが良かったです。フリアグネとマリアンヌのカップルはけっこう好き(笑)。

 6/17(土)読了
 評価:★★★☆☆



 灼眼のシャナⅩ (高橋弥七郎/電撃文庫)


 あれ、こんなに読みにくかったかな。しかも頭からお尻まで戦闘戦闘戦闘、なんだかすごく疲れました……。
 「シャナ」十一巻。五巻の過去編よりもさらに過去、先代の「炎髪灼眼の討ち手」の話です。話の内容は上に述べたとおり、『大戦』のみの描写で徹頭徹尾、これバトルです(苦笑)。本当にこの作家さんはバトルが好きですよねぇ。
 バトルのなかにも知略あり、友情あり、何よりも愛がありました(笑)。ある意味、愛のお話と言っても過言ではないかもしれません。前半こそ文章の読みにくさに辟易しつつも読み進めていくとバトル以上に友情や思慕、思いやりといった心の描写が目立ってきます。思いに応えた結果の行動――生き様は熱くて一途な良いものでした。
 バトルの比重が多く(読みづらさもあって)疲れてしまいましたが、読み終えるてみると後味が悪くなかった、というのはちゃんと楽しめたということですね(苦笑)。次巻はようやく本編に戻るそうなので少しはバトル少なめで(笑)シャナたちの三角関係の話を読んでみたいです。

 6/17(土)読了
 評価:★★★☆☆



 麒麟は一途に恋をする4 (志村一矢/電撃文庫)


 うはぁ、ベタベタだぁ。だけどそこがいい!(笑)
 面白くなってきました、四巻です。今回は物語の下地として整った状況から一歩前へ進む内容です。常に後手に回っていた主人公サイドが先手に回ったり、遙と麻由の関係に「ある事」が起こったり。今後はビシバシ話が進んでいきそうでメチャクチャ楽しみです。
 それと華音が可愛いですね!(壊) 柚子や麻由(遙とセットで)も可愛いのですが赤髪・縦ロールな発育不全ゴスロリ美少女が可愛すぎます。「月花」でもいいキャラばかりだったけれど「麒麟」では華音が一番です(苦笑)。
 ああ、この先どうなるんだろう。主人公たちも敵側も動向が気になる気になる……。

 追記:いまさら気が付いたのですが口絵の柚子、スカートの下にスパッツ穿いてますね……。いや、別にそれだけですが。他意はありませんよ、ええ、決して(苦笑)。

 6/16(金)読了
 評価:★★★★☆



 麒麟は一途に恋をする5 (志村一矢/電撃文庫)


 遙といい柊弥といい、甘々な展開は見ていて目尻が下がってしまいますね(苦笑)。「麒麟」の五巻です。
 今回は話の流れ的にクライマックスへの導入がメインです。ラスボスっぽいキャラが宣戦布告してきたので最終決戦まであと少し。でも個人的には《麒麟》である遙と柊弥の因縁関係のほうが気になりますね。おそらく最後の戦いにおいてもこの二人の関係が重要な鍵になってくるのでしょう。
 ややショッキングな出来事もありましたが、ラブラブな展開を楽しめたので満足です。次回は八月ごろ発売かな? 全七巻構想らしいですが結末がどうなるのか、今から楽しみです。

 6/16(金)読了
 評価:★★★★☆



 夏祭りに妖狐は踊れ (飛田甲/ファミ通文庫)


 鳥肌立ちました。面白かったです、はい……。
 SF風味なタイムパラドックスを織り交ぜた青春ミステリー、でしょうか。前作の「幽霊には微笑を、生者には花束を」の続編です。前作で綺麗にまとまっているのですから続編を出さなくてもいい気もします(イラストも変わってますし)。面白かったので結果的には許せますけれどね。
 で、主人公がオカルト懐疑主義者のためにやたら理屈っぽく、理詰めで物語が展開するので人を選びます。僕は何が気に入ったか、(前回同様に)大変楽しめました。理詰めで理屈っぽいのだけれど説明臭くなく、ヒントは得ながら謎の部分はそのままで話が進み、主人公たちはできる範囲内でもがき、謎を解き明かそうと躍起になります。SFっぽいトリックが複雑に絡まっていますが、読み終えたときに気づかされる理路整然としたストーリーに唖然としました。
 キャラクターの描写なども特に問題なく、個人的には隠れた名作だと信じて疑いません。できれば次の作品も読みたいのですが、一、二年に一冊しか書かれないのですよね……(兼業作家さんなので仕方ないのですが)。しかもご本人はSFを書きたそうな気配もありますし(デビュー作&二作目はSF、三作目が「幽霊に~」)。気長に待つことにします……(遠い目)。

 追記:民俗学的な伝承とかの話も絡みますのでそういうのが好きな方にもオススメしておきます(苦笑)。

 6/16(金)読了
 評価:★★★★★-


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