ラノベやアニメ、映画、TCGなど。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 断章のグリムⅠ 灰かぶり (甲田学人/電撃文庫) 「末子成功譚」とか懐かしい……。 甲田のがっくん新シリーズはやっぱりオカルトなお話。このシリーズは「童話」をもとに話を展開させていくようですが、あとがきを見て思ったことがひとつ。 「私はホラー系作家とされていますが、メルヘンのつもりです」 嘘つけーーーっ!(笑) どう考えてもオカルトホラーですよ(笑)。メルヘンっていちおう童話をテーマにしてはいますけど、グリムを持ってくる時点でエグイ+ホラーですからね。まあそうしないと面白くないのは事実ですけれど。 肝心の中身ですが『Missing』を楽しめた人なら問題なくいけると思います。淡々とした文章が醸しだすひやりとした恐怖とかは健在で、少しエグイのを我慢できれば充分楽しめます。 あ、あと基本設定は『Missing』と似通ってはいるのですが、戦いなどでは異能力っぽい設定もつけられていて前作より派手さが期待できそうです。それが逆に足を引っ張ったりしないように願いつつ、次巻を待つとしましょう。 5/28(日)読了 評価:★★★★☆- カーリー ~黄金の尖塔の国とあひると小公女~ (高殿円/ファミ通文庫) _| ̄|....○ そりゃないよ、高殿さん……。ヴィクトリアン・ラブストーリーで少女二人の表紙でしかもイラストが椋本さんで、僕は果てしなく期待していたんですよ……。なのにそういう展開とか、勘弁してくださいorz LNFでちょっと失礼っぽい(?)こと書いちゃったけどその仕返しがこれって、きつすぎです(泣)。素直な展開で書いてくれればマイベストになっていたのに。はぁ……。 で、中身ですが、これはこれで確かに面白かったです。ああいった形だけどラブはあるし、行き先に不安材料たっぷりで盛り上がりそうですし。 続きは買おうかなぁ。もうそっち方面での期待はできなさそうですが内容は悪くないですし、なによりイラストが椋本さんなので買うかもしれないです(やっぱりそこか)。 5/28(日)読了 評価:★★★★☆- PR ISONⅡ (一乃勢まや/富士見ファンタジア文庫) うん、面白かった。ガンアクションがいいですね。スピーディに動く、構える、撃つ、避ける、跳ぶ、熱かったです(笑)。 ただストーリーがいま一歩練られてないのが気になるところ。キャラが魅力的なので物足りない感じがします。 あとキャラといえば主人公サイドがみんな強すぎること(苦笑)。苦戦したりもしますが基本的に最強なのでいまいち緊迫感が足りないのが残念です。もっと敵を強くしてもいいと思うのですが……。 でも総合すると悪くはない感じです。続きが出たら読みたいのですが、すでに二年近く出てないんですよね……(泣)。もったいないことです。 5/27(土)読了 評価:★★★★☆- 乃木坂春香の秘密 (五十嵐雄策/電撃文庫) これはシークレット、なのかな?(汗) うむぅ。あんまりすごい秘密でなかったので拍子抜けでした。春香の秘密とはいわゆる(「アキバ系」であること)なのですが、普段の容姿端麗、頭脳明晰、品行方正な姿がほとんど描写されていないので(地の文での説明のみ)冒頭から秘密をばらされても「ああ、(オタク系のラブコメ)なのか」くらいの認識しか持てず、ギャップで楽しむことはできませんでした。 それに物語自体がけっこう適当でご都合な作り方をされているのでリアルな描写を味わうことはこれから先も難しそう。素直に属性もののラブコメとして楽しんだほうが良さそうです。 あと文章がやたら読みやすくて僕好みなのですが、その軽快さに比例して中身が薄めなのが少し残念です。他にもキャラの立ち方が弱めだったり、イラストはいちいちパンチラしてたり(むやみにパンチラしないほうが良いかと)しますが、まあ息抜きでぱらぱらっと読むのには最適ですね。 次巻の季節が夏だとやっぱりあそこに行くのかな? ちょっと期待です(笑)。 5/25(木)読了 評価:★★★☆☆ Add 機械の謳うララバイ (仁木健/角川スニーカー文庫) _| ̄|○ えー、一巻や二巻でも問題が山のようにありましたが一応のストーリーはあるのでまだ「お話の形」ではあったのです。ですが、今回はストーリーすらない。いえ、正確にはストーリーそのものが成り立たないのですよ……。 今回のストーリーはある国でクーデターが起こり、王室の偉い方々が日本に亡命してくるという話なのですね。で、それなりの感じに落ち着かせるのですが、よくよく考えてみると明らかにおかしいのですよ。その落着のさせ方だとそもそも亡命なんてする必要ないぞ、ということになるのです。 詳しく言いますと(王の宣言ひとつで政権を他の政党に移し、それで独裁政党の首謀者の権力が削がれるのなら亡命する前に宣言すればいいのですよ。また、陸海空軍の全権が王の手中にあるのならクーデター軍を制圧することも容易でしょうし、そもそも武装蜂起して他の閣僚を殺した人間が首相に就任することをなぜ承認してしまうのか(首相の就任には王の承認が必要)意味不明です)という感じです。 ふぅ。他の要素も見てみましょうか。 ぎこちない文章はなかば予想通り、今回も健在でした(汗)。特にある部分においては本気で理解するのが大変でした。こんな文です。 『八兆ラブルと同じくらい価値のあるものを見届けたいからさ。いい機会だからお前らもよく見ておけ。こんなの例外だ、とか思うなよ。陛下を人類全体、恐怖の記憶を戦争や犯罪と置き換えて考えてみろ。そうすれば嫌でもわかるだろうよ。恐怖におののく陛下の姿こそは、一パーセントに四千万以上が含まれる今の平和の象徴だってことがな』 P242より抜粋 本当にぽかーんとしましたよ、ええ……。比喩が分かりにくい上に、言い回しも加わって分かりにくさ倍増。どなたかさらっと理解できた方います?(涙) 文章以外ですと、うーん、描写も上手くいってなかったですね(汗)。一巻からずっとそうなのですが、キャラにまったく似合わない言動をさせすぎです。それに心情の変化も段階的に描かれていなくて違和感ありまくりです。 そんな感じでしょうか(一ヶ所も褒められない(汗))。良かったのはイラストでしょうか。セーラー服のアイリーンとか、下着姿のアイリーンとか、あと負けず嫌いなリアラのイラストも少し可愛かったです。 以上でおしまい(疲れた……)。ちなみに現在の積ん読はここまでなので続きはいつか買ってきます(苦笑)。諦めずに読みますよ。絵が椋本さんなのもありますが設定は嫌いではないので。あとイラストが可愛かったので「マテリアル・クライシス」も買うかも(汗)。 追記:そういえばちょこちょことラブコメっぽいシーンがあったりするのですが、言動が少し変に感じるのでイマイチ楽しめないです(困)。そのシーンのイラストは堪能できるのですが。 5/24(水)読了 評価:★★☆☆☆ Add 機械に捧ぐレクイエム (仁木健/角川スニーカー文庫) この文章への慣れ(耐性とも言う)が消えないうちに積んであるだけでも読んでしまうことにしました。 で、二巻なわけですが、意外なことに前回よりは読み易い……。文章自体はさほど変化が見られないので、慣れとは恐ろしいものですね(苦笑)。 まあ相変わらず戦闘場面ではキャラの動きも位置もさっぱりなうえ、やっぱりどこか変なキャラ造形も変わっておらず「なんか変だよな、このセリフ、行動」という箇所がいっぱい。その辺を頑張って目をつぶると随所に盛り込まれた椋本さまのアイリーンが癒してくれます。 と、散々偉そうに文章をどうこう言ってますが、実際に分かりづらいんですよね……。特に僕が気になったのは「その」とか「まず」とか、こういう単語いらないです(笑)。明らかに文章のテンポが悪くなってますもの。それと視点の固定が上手くいってないのも分かりづらさに拍車をかけてます。漠然とした三人称なのに主語が消えると誰の言動か判別しにくいのは困りもの。 もうちょっと文章力をつける、というより読み易い文章を読んで勉強して欲しいですね。いや、皮肉とかでなく真面目に頑張って欲しいです。せっかく椋本さんのイラストつきで設定も面白そうなのだからもっと盛り上げて欲しいと思いますよ、一読者として。 頑張れっ、仁木さん。 追記:中身の感想が皆無でしたね(汗)。内容的にはそこそこ楽しめました。<双子>という設定は面白いのですが、ただ(最後のリンの消え方)が淡白というか、そこにたどり着くまでの描写が弱くていまいちグッと来なかったのが残念でした。あとはぼちぼち、でしょうかね。もっと面白くできるように頑張ってほしいです。 5/22(月)読了 評価:★★★☆☆ |
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