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 三鷹の芸術文化センターでやっていて、たまたま母が所用で行けなかったので父と見てきました。佐田啓二(中井貴一の実父)主演映画の回でした。
 二本ともに通じて言えるのは時代は違えど、楽しい・良いと感じる感性はいつの時代も同じなのだなということでした。


 「君の名は」

 これのドラマ版(テレビがなかったのでラジオドラマだったらしい)が放映する時間帯は女湯が空になった(銭湯の時代)と父が言っていた作品の映画版第一編。

 ここまでコテコテの昼ドラはなかなかない、というよりはこういった作品がその走りになったのでしょうか。もう超王道のメロドラマでした。
 個人的にこういったじれったい恋愛ものは得意ではないのですが話自体はとてもよくできていて、こういうのが好きな人にはぜったい楽しめる作品ですね。
 とても清い恋愛なので人間関係はドロドロしているけれど意外に清潔感というか、さっぱりしているところも印象的でした。


 「喜びも悲しみも幾歳月」

 これはおもしろかった!
 形としては「炎のメモリアル」に似ているのかな。燈台守の夫とそれを支える妻の結婚から数十年を描いた作品。

 こういったドキュメンタリータイプの作品は大好きです。
 子どもが生まれたり大切な仕事仲間が亡くなったり、まさにタイトルの通り数十年のあいだに起こる悲喜こもごもをどんどん描いて時間が矢のように過ぎ去っていきます。
 いいことも悪いことも、ときには夫婦喧嘩もしてそれでもなんだかんだで仲良くやっていって、まじめ一徹だけどどこか抜けててお茶目な旦那にやさしくて陽気だけど芯も通っている女房の二人三脚が見ていて楽しいのですね。
 笑いどころも多々あり、けれど全編通して貫かれているものもあり、非常によくできているなぁと見終わってから感嘆のため息をつきました。

 で、こういう作品に出会うといつも思うのですが、けっきょくのところ人間の人生ほどおもしろいものってないのではないかなぁと考えたりします。
 この映画にしてもよくできてはいるのだけどよくよく考えればふつうの人がふつうの一生で経験することをまとめたようにありふれたできごとばかり起こります。
 あたりまえのことだけど苦しみも楽しみもあって、それだけでこんなにもおもしろいのだからノンフィクションの人生をそれぞれの人が自伝か何かを書いたらものすごくおもしろいことになるんじゃないかなぁと思うのです。

 まあそんなことはどうでもいいけどとにかくこの映画はおもしろかったです。
 とてもあたりまえな、ありふれていて忘れている基本的な生き方や考え方などを思い出させてくれるいい作品です。もちろんそういうのを抜きにして単純に映画としておもしろいです。
 もっともっとこういうおもしろくていい映画に出会いたいです。
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