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 銃姫③ (高殿円/MF文庫J)


 順調に面白いです。前後編の前編です。
 自分が何者かを知りたいセドリック。
 祖国復興の旗印として最善を尽くそうとするアンブローシア。
 大人になっていくセドリックに困惑するエルウィング。
 三人が三人とも自分の求めるもの――在りたい自分の姿――を見つけようとし、見つけた者はそれを手に入れようと構えます。
 あくまで前編ということですべては下準備です。一時的とはいえ目標を見つけたセドリックのひたむきさが良かったです。何かに打ち込む熱というものを感じられました。普通にセドリックの職人話に展開しても楽しめそうな気がするのですが(笑)そうは問屋が卸さないようです。アンもアンで厄介な状況にはまり込んでいきそうですし、エルは……どうなるのでしょう。
 とにかく後編を読まないといけません(苦笑)。ただで終わらなそうな気がして怖いです……。

 6/28(水)読了
 評価:★★★★☆



 銃姫④ (高殿円/MF文庫J)


 エル……_| ̄|○

 「そっちかよ!」と突っ込みが入るかもしれませんが個人的にはエルが……orz
 なんでこうも高殿さんの書く話は僕を落ち込ませてくれるのだろう。まあそれは置いといて。
 後編です。えげつない上にえぐいです……。高殿さんは生易しくないことが分かりました。
 えー、前回からの展開を素直に続けて三人の心に傷を与える もとい現実の厳しさを味あわせて成長させていく、という感じですね。
 アンの描写は少ないし、エルはこれから先が正念場っぽいのですが(個人的にはエルが一番ショッキング)、セドリックが悲惨すぎます。あまりに生々しく現実――大人の汚さや子どもの無邪気さを真正面から受けてしまいます。彼がその光景をまざまざと見せつけられるシーンがたまらなく痛々しいです。
 でも実際にこの話が現実だったらこういう展開も充分に考えられます。ゆえにリアルなのですね。戦争の血生臭さ、人間の醜さ、そして彼の悲哀……。
 読んでいて多少、目を逸らしたくなりました。高殿さんは人の心理というか、本音を抉り出すような描写が得意みたいです。的確に真理をついているからえげつないのですが、つまらないのかといえばやっぱり面白いです。
 とりあえず今後のエルの動向が気になります(やっぱりそれか)。それと(健気で無垢だったキトリに黙祷)を捧げます……。

 6/29(木)読了
 評価:★★★★★-
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