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 断章のグリムⅡ ヘンゼルとグレーテル (甲田学人/電撃文庫)


 グロいけど面白かったです。
 今回は「ヘンゼルとグレーテル」をモチーフにした内容で、前回同様、童話と現実世界の符合が面白いですね。
 事件関係者の誰にどの役が配役されるのか、また童話の新しい解釈によって浮かび上がる事件の真相などなど。ハラハラしっぱなしでした(苦笑)。
 また、怪異が一歩、また一歩と迫ってくる身の毛のよだつような描写も秀逸です。ひとつひとつの描写が犠牲者を通してその場の冷ややかさを伝えてくれました。……グロい場面の描写は気持ち悪いのですが(汗)。
 あと雪乃の掘り下げがしっかりできていたのが良かったですね。ただの無愛想ではなく、彼女の素顔が垣間見えた気がします。それと蒼衣も相変わらず勘が鋭く、意外に気配りが利くキャラで好感が持てました。名探偵っぷりは常軌を逸してますがそれはそれ。「シャナ」の悠二といい勝負でしょうか。
 今回もしっかり楽しめたわけですが、物語の芯になりそうな目標が見えてこないのがちょっと不安です。個々に小さな決意はあるのですがストーリーを牽引していく指標が欲しいかもです(敵を定めにくいので仕方ないかもしれませんが)。「Missing」のように現象の羅列で纏め上げるのも悪くありませんが、より明確な指標を持ったほうがより深く物事を関連付けられて面白いと思います。どうなることでしょうか……。


 8/6(日)読了
 評価:★★★★☆+





 ゼロの使い魔5 <トリスタニアの休日> (ヤマグチノボル/MF文庫J)


 今度はそっちに百合フラグが立ったか!(壊)
 夏休みの休暇を利用した短編集です。各話ごとに見てみます。
 「『魅惑の妖精』亭」は一度見てみたかったルイズの平民生活。プライドの高い彼女ならではの平民の生活とのギャップが楽しめました。ただ最後の締め方で結局は権力を笠に着た片付け方だったのが勿体無いところ。もっと違った対処の仕方をして欲しかったと言うのは贅沢でしょうか。
 それとやっぱりヤマグチノボルさんは変態を書くのが上手い(笑)。
 「炎の出会いと風の友情」はキュルケとタバサの邂逅編。手堅い展開でそこそこでした。性格がまったく正反対なのに親友というのはいいものですね。
 「トリスタニアの休日」はまさに「アン王女」なわけですね(笑)。でも内容はコメディというよりシリアス風味でしっかりと本編にも関係のある大事な内容だったりします。ちなみに初登場のアニエスには今後も期待しております(苦笑)。
 短編集とはいえ、本編と大差ないコメディー&シリアスの分量だったと思います。次回以降はどんな展開になるのか(特にシリアス方面)気になります。


 8/6(日)読了
 評価:★★★★☆-
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