ティファニーで朝食を

---

　喰えないけれど素直で純粋だというのがよくわかりました。
　オードリー・ヘプバーン主演の作品。

　打算的だけど奔放に生きる人は魅力的に見えたりしますが大空も有限であって、どこまでも飛んでいけるわけではないですね。
　ただ最後の捨てゼリフ（叱咤）は本当にそのままの意味で通用するものなのか気になります。
　でも次々と愛人をつくったりとかそういうのでないなら合っているのかな……。

　最後に愛とか生き方を問われたようでハッとしました。
　ポールの目はちゃんとホリーの本質を見抜いていたのですねぇ。

だめんず・コップ

---

　ニャンてダメな人たちニャンだー！

　もう爆笑です。最高に面白かったです。
　仲の悪いハイウェイパトロールと市警察がいがみあっておバカな騒動を巻き起こす話。
　なぜこんなに面白い映画を日本で上映しないのか理解できません。
　かなり下ネタが多くてB級な作品ではありますが突き抜けたくだらなさはピカイチ。
　笑いが止まらなくて見終わったときはお腹いっぱいでした。
　こういう映画はなかなかないです。面白かったです。

TRICK 劇場版

---

　面白かったー。
　だいたいいつものTRICKのノリでくすくすほくそ笑みながら見るのが楽しいです。
　ただ終盤はやや盛り下がるというか、尻すぼみっぽく感じられました。
　TRICKらしいのだけどそこが残念といえば残念。

ディープ・ブルー

---

　何回見ても面白いですねぇ。
　超でかいサメ映画。

　一人一人喰われていく恐怖。
　底知れない暗闇に潜んでいる恐怖。
　もう文句なしに面白いです。


　ちなみに夜中、電気を落として真っ暗にしてお風呂入るとかなり怖いです。お風呂の底が見えないのでサメ映画見たあとはオススメです。

4分間のピアニスト

---

　キマシタワー。
　名演奏家の老女が才能ある服役中の少女にピアノを教えるドイツ映画。

　まずなによりもさりげなく挿入される百合いちゃいちゃのシーンに驚き。
　まじめな映画なのだけどいきなりだったのでびっくりしました。
　話としてはジェニーの境遇とクリューガーさんの過去がじょじょに明かされ結びついていく流れがいいですね。
　まったく接点のない二人が出会ったことに運命を感じさせます。
　二人の性格が正反対なのも面白いです。
　ただし音楽に対する情熱は同じものがある、と。
　その結実として、あの最後の演奏はまさに圧巻でした。
　あれがジェニーの音楽なのですね。
　シンプルだけど奥深い設定と構成が巧みで面白かったです。