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 BLACK BLOOD BROTHERS3 特区震撼 (あざの耕平/富士見ファンタジア文庫)


 面白すぎて死にそう。

 これは懐かしい感覚です。
 『悪魔のミカタ』のIt編に内容も雰囲気(熱い感じ)もそっくりです。負けじと劣らず熱い・厚い・面白い!
 特に吸血鬼の血が感染して蔓延していくネタはありがちかもしれませんが描ききれているのでしっかり楽しいです。

 多くのキャラが織り成す陰謀と思考と戦闘と興奮。いくつもの事態が巧妙にかつシンプルに絡み合っていく様は見ていて肌があわ立ちますね。
 あまりに熱い描写に何度も溜め息がでました。かなりエキサイティング。

 背景に不穏な影もちらほら。これから先がようやく本番になるそうですが、ここまでがほんの駆け出しだなんて思えないですね(苦笑)。末恐ろしいです。
 いよいよ特区内での生活が始まるジローとコタロウ。黒い血族の兄弟を待ち受けるものは果たして――。


 10/5(木)読了
 評価:★★★★★
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 BLACK BLOOD BROTHERS2 特区鳴動 (あざの耕平/富士見ファンタジア文庫)


 濃密な吸血鬼アクション第2巻。

 薄まることのない描写量でキャラと展開をしっかりと描いているのはさすがですね。ジローはいい奴ですし、ミミコは本当にいじらしい。無力であることを自覚して、それでも前へ進もうと頑張るキャラは格好よいです。
 ただ描写がすごいせいか、時間にしてたった一日でこれだけの事件や出来事が起こってしまうのはややご都合な気がしないでもないです。まあそれだけ『銀刀』が特別だと考えれば納得はできますが。
 あとキャラが多くて相互の関係が複雑な感じ。もちろん誰が何を企んでどんな展開に転ぶか分からないのは楽しみですがちょっと煩雑な印象もあります。人によっては躓くポイントかも。

 あー、あまり書くことがないですね(汗)。テンポが遅く丁寧に描写しているからかな。中身はちゃんとあるのですけどね。
 次回が後編みたいな位置らしいのでただ見守るのみ。


 10/4(水)読了
 評価:★★★★☆-



 BLACK BLOOD BROTHERS1 兄弟上陸 (あざの耕平/富士見ファンタジア文庫)


 初めてのあざのさん、BBB1巻。
 なるほど、これは面白い。
 吸血鬼ものとしてさほど奇抜なアイディアというわけではないのですが、手堅くしっかりと濃密に描かれています。
 勢いをつけるところでは勢いづけ、緩めるところではしっかり緩めるのでメリハリがありますね。

 キャラにしてもありがちな性格ではあるものの、それが形だけで終わらずそのキャラゆえの思考と行動で生き生きしていて魅力を感じました。
 内容はまだ始まったばかりのようですが、それでも熱い展開です。やはり勢いをつけるのが上手いですね。
 キャラとキャラが入り乱れて争っている裏で誰かが糸を引いているようでぞっとします。何か壮大な陰謀が水面下で進行している気配。

 それと一つ疑問に思ったのですが、(ジローは吸血した相手の能力・性質を吸収する性質があって、(招かれないと入れない性質を持つことから)クーロンチャイルドの血も吸っていて、クーロンチャイルドは吸血した相手を自分の血統(吸血鬼)に変える性質があって、ジローがミミコを吸血したならミミコは吸血鬼になっていませんかね?
 純粋な疑問なのですがどうなのでしょうね。本文中からは読み取れなくてよく分からなかったです。


 10/3(火)読了
 評価:★★★★☆-



 灼眼のシャナⅩⅢ (高橋弥七郎/電撃文庫)


 うーん、失速というか弾けきらなかったというか、不完全燃焼な感じ。
 11巻で準備して12巻で溜めに溜めた、13巻。
 一連の「約束の二人」の話に決着はつくのですが微妙な印象です。
 何よりもやはりあれだけ溜めておいてバトルの終え方があんな感じだったのがちょっと納得いかないですね。興を削がれた風で盛り上がれませんでした。

 そうして話は飛んで次の段階に移るのですが、こちらはまあまあ面白かったです。まだ何も起きないのですが各キャラクターの胸のうちの変化を淡々と描いてあって良かったです。
 やはり脇役であるクラスメイトたちの悶々とした懊悩を解消しようとする姿は以降の展開を期待させてくれますね。どれだけの成長を遂げるのか非常に楽しみです。

 結局バトル分が足りない印象の巻でそういう意味ではちょっと期待はずれ。
 早く次を出してもらいたいのですが、出なさそう……。早めの続刊希望です。


 9/29(金)読了
 評価:★★★☆☆+ 



 護くんに女神の祝福を!6 (岩田洋季/電撃文庫)


 汐音かわいいよ汐音。

 ということで激ピュア・ラブコメ本編6巻。
 今回は3月の卒業シーズンで生徒会長が卒業する話です。話の本筋はそれなのですが実際はエメレンツィアの横恋慕がメインですね。
 エメレンツィアが主役でその活躍ぶりが素晴らしいです。ラブコメとして王道の色仕掛けやらで護の気を引こうとします。
 それでいて最後にあの展開はこれまたお約束感のある、しかし見事な展開ですね。
 王道を王道として、潔く真っ直ぐ丁寧に描いています。

 それと冒頭で言ったとおり、汐音やその兄でいちおう今回の主役である摩耶が良かったですね。
 他の生徒会メンバーの空気っぷりは置いといて、この二人の心情をちゃんと描写してくれたのは嬉しかったです。
 いつもは弄られ役の汐音にあんな面があったり、普段は豪胆で何でもありな生徒会長にこんな心情を吐露されたり。
 いつもとは違う顔を見れて大満足です。

 何はともあれ、最初から最後までこうも「微笑ましく」騒ぎ立てるラブコメって珍しいですよね。『まぶらほ』はこんな風には行きません。
 たぶんヒロインがどんなに怒っても主人公に乱暴しないのが大きいのではないでしょうか。それと無駄にエロくしない点など。
 その辺りが淑やかですよね、本当に。

 そして今回こんな終わり方をしてくれたのですから、次回以降の波乱っぷりを予想すると顔がニヤけて仕方ありません(笑)。
 もちろんあとがきで「大団円に向けて」と書かれているので最終的な結末は予想済みですが、そのぶん安心して読めるのが良いですね。
 次も楽しみです。


 9/28(木)読了
 評価:★★★★☆+





 学園キノ (時雨沢恵一/電撃文庫)


 これはひどい。文字通りの意味でひどいです(笑)。
 よくこんなものを発刊することを許しましたね、メディアワークスは。それだけネームバリューがあって売れると見込んだのでしょう。
 色んな意味ですごい一冊。

 内容は原作『キノの旅』をとことん破壊して学園ものに仕立てたパロディ本。
 パロディとは言っても真面目さの欠片もありません。とにかく馬鹿を目指して書いた内容です。
 前後の辻褄なんて合うはずもなく、支離滅裂、お約束をメタ視して作者も登場してしまうし、もうハチャメチャ。

 個人的には恐ろしいほど肌に合わず、最初の100ページを読んで投げ出していました。
 それからひと月ほど放置して読んでみたのですが、パロディというよりもっと崩したイメージの言い方で「二次創作」という感じかな、そう考えて読んでみると少し楽しめました。
 もう本当に原作と同列に考えて読んではいけない本です。別次元の別物、アホさ加減を笑うくらいの気の抜き方で読むのがいいと思います。

 僕としては真面目に学園ものをやってもらえたら面白かったのではないかな、と思うのですが、それでは海賊本の趣旨と合わなかったのかもしれないですね。
 ちゃんとした設定と纏まった構成で書かれた本を読みたかったです。
 これもこれで……ナシではないかな?(汗)
 本編と完全に分けられているのが救いです。


 9/28(木)読了
 評価:★★☆☆☆


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