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 「描写」と「ト書き」の違い

 小説を読みなれず、また書きなれないと執筆する際に描写とト書きの区別がつかないことがある。多少の活字読みであり気ままな文章書きもどきである僕も例外ではなく、描写力のなさに頭を悩ますことが多々ある。
 そこで考えてみた描写というもの。
 しばしば拙いと評される文章はト書きしかないことが多い。
「~した」など文章において動作しか表さない、動詞を用いる文章しかないということだ。この場合、劇中では時間が動き刻一刻とシーンが移り変わっていくので感情移入はしにくい。これが俗に言う「描写が甘い」ということではないだろうか。
 逆に描写とは具体的にどういうものか。
 それはおそらく時間の経過しない、シーンの装飾だと思う。文章中に動作(動詞)を用いず、時間を進めない代わりに、その場にある物、人などを細かく説明し飾り立てることかもしれない。

 具体的に短文で考えてみる。

『ト書き例』
 男は部屋に足を踏み入れた。風に揺れるカーテンを見て、男は違和感を感じた。
 部屋には誰もいない。主人である女は忽然と姿を消してしまっていた。
 これは事件かもしれないと思い、スーツから携帯電話を取り出し、男は部屋を後にした。

『描写例』
 男は部屋に足を踏み入れた。手狭なワンルームマンションに人影はなかった。淡いパステルカラーの壁紙に空色の花瓶。フローリングの床にはコピー用紙が散らばり、窓から吹き込む夏風にカーテンが揺れていた。染みひとつない新調したてのカーテンはこの部屋にいるべき主の不在を嘆いているようで男は違和感を感じた。
 誰もいない。主人である女は忽然と姿を消してしまっていた。
 これは事件かもしれない。くたびれたスーツから携帯電話を取り出し、男は部屋を後にした。

 どうだろう。所々違いはあるものの、なるべく描写とト書きを意識して書いてみた。

 ……そろそろ眠たいのでここで終わりにします。けっこう適当に思い浮かんだことを書き散らしただけですがいつか役に立てばいいなぁ。
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