ラノベやアニメ、映画、TCGなど。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 キーリⅥ はじまりの白日の庭(下) (壁井ユカコ/電撃文庫) ハーヴェイィィィッ!! 失礼、取り乱しました(いつものことですが)。今回は下巻ということでアクションシーンがいっぱいいっぱい、もう満腹です(笑)。濃厚な描写に熱くなりつつ、やっぱり悲壮なこのお話。いいですねぇ。まさに青灰色の世界にぴったりな退廃的な雰囲気です。 話自体が救いのない部分があって、それに対して何もできない無力なハーヴェイがひどく矮小に見えてしまうのですね。死なないというだけで特別な力も何も持たないハーヴェイがひたすらに戦って逃げて戦って……その繰り返しです。 キーリも伊達に主人公ではなくて(苦笑)ゆっくりですが成長しています。特にその精神的な強さなどは大人になっていく彼女を表しているのでしょうね。 それに兵長も最後のほうのハーヴェイとの掛け合いで、しっかりと存在感を持った発言をするのです。単に見ているだけではない、兵長にも兵長なりの思いがあることを知らしめる、胸の詰まる会話でした。 あーでもやっぱり自分はハーヴェイが好きなんだなぁ(苦笑)。 『道なんて見えたこともない』 こんなセリフを吐かれた日には、ビールに最初の一口をつけたような「くぅぅぅ」みたいな感覚で呻いてしまうのですよ(←ほんとおバカ)。しかもどう考えても危うくなりそうな終わり方もしていますし、この先の展開から目が離せません。早く次が読みたい……。 あ、そういえばイラストの雰囲気が変わった感じ……。前の方が個人的に好きです(苦笑)。 5/5(金)読了 評価:★★★★★- PR |
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