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 いぬかみっ! (有沢まみず/電撃文庫)


>「(前略)俺は露出卿だああ――! すべてを統べる裸体の貴族だああ――!」

 はっちゃけすぎです(笑)
 こんなに面白いとは思いませんでした。もっと早くに読んでいれば良かったです。

 電撃ロードショーに備えて読んだスラップスティックコメディ。
 内容は犬神使い一族の落ちこぼれである少年、啓太が犬神族でも問題児のようこと出会ってドタバタ……というラブコメです。
 話はけっこうオーソドックスでありながらも丁寧な展開で意外にまともなラブコメものですね。
 描写も中々しっかりしていてキャラも立っていますし、想像していたものより抜け目ない構成に感じました。
 しかし、上述のような壊れた話も混ざっているのがミソ(苦笑)
 イラストが少女漫画っぽい雰囲気なのにああいったお下品ネタをやるのはある意味すごいですね。何となく漫画のB.B.JOKERを思い出しました。
 おバカで変質的な話で最後まで突き抜けてしまうのに驚き、笑ってしまいました。こんな作品があったのですねぇ。

 一話完結っぽい形式な上に文章も読みやすいですし、続きがどうなるのか非常に気になります。

 追記:ずっと前から思っていたのですが、「犬神」というある意味デリケートな側面を持つ言葉を題材にするのってどうなのでしょうね。『Missing』でも「犬神」の話はありましたが普通に扱う分には平気なのかな。ちょっと気になりました。


 3/7(水)読了





 いぬかみっ!2 (有沢まみず/電撃文庫)



 “(ホモカニ)”ネタで呼吸困難になりかけました。
 これはやヴぁい(大爆笑)

 馬鹿馬鹿しいことを堂々とやってくれるスラップスティック・コメディ第二巻。
 三編ある短編のうち二本は非常に真っ当ないい話でした。
 犬神としての自覚の足りないようこのために送られてきたなでしこは可愛いですし、その仲間たちの行動、さらにようこの対応も裏の裏まで練られていて深いです。こういう後先までしっかりと考えてキャラを動かせることって基本だけど大事なことですよね。
 そしてもう一本の話はほろりとなりそうな追想話。この話を含め、はけの性格がずいぶん表された巻でした。
 最後に忘れてはいけない上述の話。
 普通にともはねのような陰謀は誰でも思いつけると思います。ですがそれをああいった風に仕上げてしまうのは本当に見事だと思いました。まあ下品ではあるので苦手な人は笑うどころか目を背けたくなるかもしれませんね。僕は死にそうなくらい笑いましたが(苦笑)

 途中のようこ、なでしこの伏字会話も気になっていたのに上のネタで吹っ飛んでしまいました(笑)
 ここまで笑かしてくれたのは『され竜』の「禁断の数字」以来かな? とにかく抱腹絶倒ものでした。
 手元にあるのは二巻までなのでロードショーまでに残りも手に入れて読んでしまいたいですね。続きが楽しみです。

 追記:そういえば主人公の啓太はビジュアル、性格的にどこか『悪魔のミカタ』の堂島コウに似ている気がしました。うん、何となく。


 3/7(水)読了
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 Holy☆Hearts! 夜明けをつげる、ほほえみです。 (神代明/スーパーダッシュ文庫)


 第八巻にして最終巻。
 うーん、エクスの話に決着がついたとはいえ、納得がいきません。

 内容はエクスの過去関係の話にケリがついて終わりです。
 エクスの話はいちおう綺麗にまとまったので良いのですが、キュノが主人公であるホリハとしてはとうてい納得できるものではありません。
 だって(シスターになれてない)じゃん! (当初の目的はそれ)だったはずですよ!
 なのにこの終わり方……打ち切りなのかなぁ(寂)

 描写はいつも通り広く浅く。キャラ数が多いので区別がつきづらいのはもはやご愛嬌です。
 戦闘シーンもさっぱり盛り上がらず、のほほんとした様相。この作品、というか作者さんの作風として考えたほうが良さそうですね。
 とにかくメリハリがないので事件に関しても大方は予想通りに解決してしまいました。とことん山場がないです。
 それに味方勢が強すぎませんかね。ゼキさんの扱いはFFTのオルランドゥやFEのカレルみたいな感じでした。
 展開としてもご都合な印象は否めませんし……。

 と、不満は多々あるのですが、いざ最終巻としてシリーズ全体を振り返ってみますと意外なまでに好きだったんですよね、この作品。
 無駄に多いキャラや描写の薄さは気になったものの、純真無垢なキュノと彼女を取り巻く親切な人々の心温まるストーリーには癒されました。
 基本的にこういう優しい雰囲気の話が好きなので終わってしまうのは残念でしかたないですね。
 ミュータントとか復讐とかではなくて、試験や運動会にてんやわんやするキュノたちをもっと見たかったです。
 彼女たちの前途が明るいものであることを信じて――――


 3/6(火)読了



 Holy☆Hearts! 想いを伝える、まなざしです。 (神代明/スーパーダッシュ文庫)


 エクスの過去話が続いて、うーん……。
 第七巻。エクスに(死亡フラグが立ちました)。

 内容は肝試しや花火大会などコメディな話もあって楽しめます。
 ですが、やっぱり全体的にシリアスな話のネタをひきずっているのですよね、キュノが。キュノの視点で進むのに視点の持ち主がシリアスな悩みを抱えていると終始シリアスな印象が拭えないわけでして。
 それと途中のシーンではキュノの(胸部)を(足で踏みつけ)られる、なんていう描写もあってちょっとどうかと思いました。
 部分的には和めましたが全体的には微妙でした。

 でもここまできたら最後までこの調子で行ってしまうのだろうなぁ。路線がズレている気がしてなりません。
 小さなことに一喜一憂していた頃の柔らかい雰囲気が恋しい……。

 追記:そういえばこの世界、日本酒やら日本刀が出てきて「日本」という国が存在しているのですよね。名前などから舞台はヨーロッパ辺りなのかな。ちょっと気になりました。


 3/2(金)読了



 Holy☆Hearts! 忘れられない、ぬくもりです。 (神代明/スーパーダッシュ文庫)


 ふむ、そういう秘密があったのですか。うーん……。
 第五巻、スノーフレイク編完結の巻。

 前半は新しく登場した後輩たちの話でのどかなのだけど、スノーフレイクさん絡みのシリアスな話が多かったので全体的には硬めかな?
 キュノが癒しの力を使うのが下手な理由とかその他もろもろが明らかになるのですが、イマイチ明らかにできていない印象です。
 そもそも(生まれながらに眠り病にかかってしまう理由)とか、物語の核心を暴くようなバレがなかったのでけっきょく燃え尽きなかった感じで後を引きました。
 たぶんクライマックスにその辺の話が出てくるとは思いますが煮え切らない気分です。

 逆に巻末おまけの話は純粋にホリハの雰囲気でなごめました。
 頑張れ、ザックロー!


 2/28(水)読了





 Holy☆Hearts! やさしさ運ぶ、そよかぜです。 (神代明/スーパーダッシュ文庫)


>「……くま」
> ジンジャーさんはクマのぬいぐるみをむぎゅうと抱きしめました。
>「くまくましてる」

 ジンジャーさんが可愛い(笑)
 それにp133の着ぐるみジンジャーさんとか、p47の寝巻きで猫パンチのキュノとか。イズミも可愛いですね。

 第六巻、スノーフレイクさんの事件後の話。
 事件の後、ミュータントや世界のシステムそのものの謎を気にかけるキュノを軸に忙しい内容が展開されます。

 運動会などの微笑ましい話や後輩たちの話はまさしく成長もの向けで楽しかったです。
 しかし、ところどころは可愛いけれど諸問題が微妙にシリアスなのでのんびりできませんでした。ラブレターの話といい、まったり路線から外れかけている気がします。
 キュノや世界の秘密もいいけれど、基本はのんびりした雰囲気が持ち味の作品なのでシリアス方面に引っ張られ過ぎないでほしいです。

 そもそも考えてみればミュータントの存在からしてまったりとは程遠いような……(汗)
 でもミュータントがいるから射撃の話もできて、シスターの存在も必要になるのでやっぱり必要な設定なのかしら。
 要はバランスの問題なのでしょうが、難しいですね……。
 とにかくまったり系の雰囲気から離れすぎないことを祈ります。


 追記:(ジョナサン)がすごくいやな奴だったけど結果的に気分が晴れました。


 2/28(水)読了



 護くんに女神の祝福を!7 (岩田洋季/電撃文庫)


 甘々だー!

 これは甘すぎて虫歯になりそうなラブコメですね。いや、久しぶりに読むと免疫がなくなっていてビックリ。
 激ピュアラブコメ第七巻。護も二年生になって後輩ができますが、その後輩が曲者で……という話。

 面白かったです。
 前半部の絢子、エメレンツィアがそれぞれで赤面もののラブラブっぷりを見せ付けてくれてもうニヤニヤ。家の外では読めませんね(苦笑)
 そして後半部は問題の後輩がひと悶着を起こしますが、いざ解決するクライマックスシーンが意外に淡白に感じられて残念でした。もう少し描写多目にして震撼させてほしかったです。

 結果的にああいうふうに収まりましたが、これまた次回以降の波乱を思わせる配置で上手いですね。続きが気になってしかたないです。
 でも甘々に耐性がついて楽しめなくなるのもいやなので、熱が冷めてから続きを読むことにします。
 こういうピュアなラブコメっていいなぁ……(笑)


 2/26(月)読了


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